冬のランのモチベーションを上げる方法(あるいはトレーニングに名を借りた銭湯・居酒屋巡り)
多分ランナーには二通りの人がいると思う。
とりあえず外がどんなに寒くても巌のような精神力でストイックに走りに出掛けられる人と、そうでない人。
私は後者に属してまして、何か楽しいことがないとなかなか走り始められないタイプ。なのでいつものパターンは、走りたい距離と方向をざっくり決めて、その近辺にある銭湯をウェブで調べてその銭湯を目指す。そして一風呂浴びた上で、昭和の居酒屋で塩分と水分(+幾ばくかのアルコール)を補給。
そういうわけで、ランに出掛けるときはトレイルラン用のナップザックに着替えとタオル、シャンプー、リンス、ボディウォッシュを入れてます。これらをマラソン大会でもらえるビニールバッグに入れてリュックの背中越しに汗で濡れないように。
トレイルラン用のバッグがオススメなのは、たとえばこんな理由。
- 胸と腰のバックルのおかげで荷物が動かず疲れにくい
- 腰回りにポケットがあり、Runkeeperや音楽聴くためのiPhoneが取り出しやすいところに収納可
- 普通のバッグより軽量かつ丈夫
- 汗が乾きやすく、帰りの電車で白い目で見られにくい
わたしが使っているのはこちらですが、超軽量かつ洗濯に強いのでヒジョーにいい感じです。
TERRA NOVA / LASER 20L テラノバ/レーザー・20Lブラック
モノによっては汗臭さがなかなか抜けないことがあるのだけれど、このバッグはそれがない。
その上、ファスナーが縦に大きく開くので、モノを詰めやすい。
さらにバイク(モーターバイク)でコケたときも穴は開いたが破れなかった。優秀。
銭湯も風情が全くないスーパー銭湯のようなところから、大正あるいは昭和初期の風情を色濃く残す銭湯まで、ぴんきり。銭湯の善し悪しも大事なので、しっかり下調べしてから行くことをオススメします。情報源は以下の通り。
気をつけないといけないのは、突然廃業しているケースがあること。銭湯行く人イマドキそんなに多くないしね。
それと午前中のランの際は、銭湯ではなくてスーパー銭湯あるいは日帰り温泉的なところを探してください。朝風呂やっている銭湯はほとんどないです。
で、もう一つ大事なランの後のお楽しみ、居酒屋選び。
私はランの後には昭和な感じの居酒屋に行くことにしてます。これにはちゃんとした理由が。
- いい銭湯がある近辺はいい感じの昭和な居酒屋があることが多い
- 一人でも歓迎される
- 走った後の適当な格好で店にお邪魔しても違和感ない
- そんなお店ではたいてい食べ物の味付けが濃いので、汗をかいた後のカラダにぴったり
というわけで、ナイトランの後には昭和の居酒屋。これで決まりです。別にあなたが走った後はどうしてもさくら水産かトゥール・ダルジャンに行きたいというのであれば引き留めはしませんが。
で、平成も26年目に突入しているので昭和っぽい居酒屋の選び方が分からずおろおろしてしまう迷える子羊が多いことは十分承知しております。おそらくそんな子羊は世の中に500円札があったことや、岡本太郎のイラストが入った電電公社のテレフォンカードを持って公衆電話に並んだことなど全く記憶になく、「ダイヤル~まわして~手を止め~た~」とか言われても「何でダイヤル回すの?ボタン押さね?フツー」となってしまうことでしょう。
そんなとき食べログとかで店を選んでもいいのですが、昭和の店を探すのにオススメなのは「吉田類の居酒屋放浪記 放浪マップ」です。これはハズレがない。
そういうわけで、家族には「ちょっとオトーサンひとっ走り行ってくるわ」と言い残して、しっかり下調べして走り始め、気持ちよく走った上に大きな風呂で脚を伸ばして温まり、つかの間の自由を居酒屋でエンジョイしてほろ酔い気分で電車に乗って帰宅、という黄金コースはいかがでしょうか。これで少しは夜のランに出るモチベーションも上がるというものです。
念のためですが、運動して消費した以上のカロリーを摂取しないよう、そこんとこよろしくお願いします。おしまい。