自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

徳之島トライアスロン2018:残念ながらDNS

このところ割と一生懸命書いている別ブログのアクセスがあまり集まらず、一時書いても書いても読者の皆様の生体反応(?)が死人の心電図のごとく見られず、トライアスロンブログをうたいながらも石垣島トライアスロンも中止になり最後のレースが去年の村上となってしまいかなり放置プレーに近かった当ブログのアクセスの方が実は多いことに気がついて非常に複雑な気持ちになっている今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

過去2年連続で参加して今年も楽しみにしてきた徳之島トライアスロン。今年こそはこれまで参加したくてもできなかったレース後のどんちゃんパーティに参加できるよう、レース翌日の月曜日に島を出るスケジュールを組んでいた。しかし仕事のアポが月曜の午後一番に入ってしまい、それもこちらからずっとお願いしていたものだったのでリスケも出来ず、無念なことにどうしてもレース当日、日曜日のうちに帰ってこなければならないことに。どんちゃんパーティ参加しないと徳之島トライアスロン行く意味の4割ぐらいなくなっちゃうよ、とずっと聞かされていたのに。本当に残念。そしてレース後に時間に追われながらバイクばらして箱詰めするのはかなり辛い。


というわけで当初の2泊3日のスケジュールから結局土曜朝出発の日曜夜帰着の1泊2日というタイトスケジュールに。金曜日の朝3時にNY出張から帰宅して普通に6時起きで出社してるのにしんどいわ。

だが天気が大問題。金曜日昼時点での天気予報では台風が週末沖縄、徳之島を直撃するとの予想。友人が参加を予定していた沖縄でのトライアスロンは金曜昼に早々に中止になった。まず徳之島でレースが開催されるのかという問題と、開催されたとしてもレース終了後にその日のうちに帰ってこられるのかという二つの問題が私の前に立ちはだかる。金曜夕方に大会事務局に電話したところ、台風の直撃は免れるけれど波が高いのでラン・バイク・ランのデュアスロンに変更になった、とのこと。

予報では台風のスピードが遅いので日曜日午前中に鹿児島から徳之島に着く飛行機が欠航し、徳之島から鹿児島に戻る機材がなくて帰れない、ということになってしまう可能性が高い。JALのHPの運行情報を見ると、私の帰りの便は台風の影響を受けるため無条件の払い戻し対象の便となっていた。

レースは予定通りデュアスロンで開催されるだろう。私にとっての問題は徳之島から発つ飛行機がレース当日飛んで東京にその日のうちに帰れるかどうかの1点に絞られた。

バイクは2万円かけて送ってしまっている。2万円の参加費も支払い済み。宿とレンタカーは予約済み。飛行機はペナルティなしで全額払い戻しになるのが唯一の救い。さあどうする。

この手の問題は、「1800円払って映画館入ったけど見ようと思った映画があまりにつまらなかった時どうする」というのと似ている。いわゆるサンクコストというやつだ。1800円の元取ろうとして最後までつまらない映画見て時間無駄にするか、1800円はどうやったって返ってこないのだからさくっと諦めて他の有意義なことに時間使うか、の選択。ただし今回の場合は映画館入ったらさくっと出られるかもしれないし、下手したら2日ぐらい出てこられないかもしれないけどどちらか判断がなかなかつかない、という高等バージョン。

結局土曜日の早朝まで天気図とにらめっこ、リスクとリターンを冷静かつ客観的に分析して判断を下す、という本業で培ったスキルをフルに活かし、最終的に徳之島に向かわないことに決めた。去年の湘南オーシャンスイム以来のDNS。一緒に行くはずだった仲間はみんな徳之島に出発する中、一人東京に残るというのは寂し過ぎるが、仕事は大事なので日曜日中に帰ってこられないリスクは取れなかった。

そして結論から言うと、その判断は大正解。本来なら月曜日の午後には羽田についていたはずの仲間が東京に帰ってこられたのは水曜日の夜。皆さん立場のあられる方ばかりなので、仕事の調整が大変だったそうだ。火曜日まで飛行機の便がすべて欠航していたようなので、水曜日中に東京に着いたのはラッキーだったらしい。徳之島で飛行機に乗ったときの写真が送られてきたが、本当にみんなうれしそうな顔をしていた。レースの後ずっと宿に缶詰めになっていたはずなので気持ちはとてもわかる。やることないもん、ほんとに。

これが南海日日新聞社の記事。

headlines.yahoo.co.jp

トライアスリート足止め 来島組500人に影響 鹿児島県徳之島 7/3(火) 13:00配信

 台風7号の接近で2日、鹿児島県の徳之島は空、海の交通手段全てが欠航し、島北部を中心に前日あった「2018トライアスロンIN徳之島」大会の出場選手ら多くの来島者が足止めとなった。

 大会事務局の天城町商工水産観光課によると、出場選手557人中、来島組は415人。その多くが2日以降に島を離れる予定だった。同課は「家族や応援を含めると500人以上が足止めされているのでは」とみる。

 2日の徳之島空港は閑散としていた。トライアスロンに初出場し、同日帰路に就く予定だった千葉県の会社役員、成毛崇さん(41)は「何とか5日の便を確保したが、徳之島を離れるまで何をしたらいいのか…。地元に戻れないので、仕事への影響もかなりある」とこぼした。

 台風接近に伴い、島内の小学校で予定されていたトライアスリートとの交流会も中止となった。徳之島3町によると、2日午後5時現在、島内で被害や自主避難の情報はない。   奄美南海日日新聞

 


友人曰く、レース自体も予想以上に気温が上がる中で風が強く、ランもバイクもとてもタフだったそうだ。最初のランはトレイルラン、そしてバイクは風が強かったために高所の橋は通らないルートで43㎞に短縮、それから20㎞ラン。豪雨が降ったりめちゃくちゃ晴れたりしたらしい。

私は残念ながら月曜日に予定通り顧客ミーティングをこなし、それが比較的うまくいったので気持ちの整理がついた。超すべっていたりしたらわざわざ徳之島行かなかった意味がなかったので。でもまた徳之島行きたい。初めて行った時に感動した景色の写真を貼っておきます。

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実は村上笹川流れトライアスロンはエントリー済みなのだけれど、最近子供の小学校の運動会と完全にバッティングすることが判明。「お父さんトライアスロン行ってきていい?石垣も徳之島もレース出られなかったから今年最後だし」と小さな声でムスメに聞いてみたものの、微妙な空気が返ってきた。どうしたらいいのだろうか、小学校高学年のムスメを持つ父ちゃんは悩む。

 

 

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