横浜市最高峰に登頂成功(ただし標高156.8m、トレランで)
昨日片瀬江ノ島で会社のボランティアイベントのビーチクリーンがあり、ただ江ノ島行ってもつまらないだろう、ということで朝6時半に金沢文庫の駅にランニングバカ3人で集合。三浦半島の付け根を東京湾側から相模湾側まで、釜利谷、朝比奈、横浜霊園、鎌倉霊園、建長寺を通って鎌倉駅まで走ってみた。
朝5時過ぎに家を出て、エロい恰好をしたお姉さんたちを含む昨晩の延長線上の人たちと眠たそうな今日が始まっている人たちが不思議な感じで混ざり合った渋谷駅から品川へ。三崎口へ向かう赤い特急電車に乗るとわれわれランニングバカだけではなく釣りバカがわんさか車内に。そして家を出て1時間ほどで金沢文庫に到着、ストレッチして早速走り始める。
一緒に行ったランニングバカのうちの一人 (前回広島篇でも登場)は、100㎞マラソンを淡々とキロ5分台を保ったまま完走できるし、フルマラソンはサブ3.5だし、トレイルランは北丹沢12時間耐久レースとかのマニア向けレースに出ている相当な筋金入り。もう一人はその激烈バカほどではないがロードではなくトレイル専門。最初はその二人だけで行くはずだったのだが、6月26日の徳之島トライアスロンの練習を兼ねて、ガラスの足腰を鍛えるべく私も急きょ参戦決定。
金沢文庫の駅からほど近いハイキングコースの入り口から山へ。朝から陽射しが強いが山の中は木陰で涼しい。意外と勾配はきつくなく、ロードとあまり変わる感じはなく走り始める。ちなみに私の靴はトレイルラン用ではなくマラソンレース用。
山登りの途中で東を見ると海がキラキラ光って見えた。いいところだ。
ロードでも雨降った後の歩道のタイルやマンホールで滑りそうになるが、やはり気になるのは下り。捻挫して2週間後のレースに出られなくなっても困るので慎重に。激烈ランニングバカいわく、下りで膝の上の筋肉をクッションに走るとすぐに持たなくなる、とのこと。できるだけ膝に与える衝撃を小さく、すなわち踏みしめるのではなく爪先立ちながら小走りするイメージでピッチ走行するのが転ばない点も含めてよいらしい。
6月とはいえまだ湿度が低いので走りやすい。道のわきにホタルブクロという釣り鐘型をしたきれいな紫色の花が咲いているが、ランニングバカたちは気にも留めないで進んでいく。そして森の中でリスに2回遭遇。尻尾がモサモサしていて繁殖が問題になっている台湾リスっぽい。何だか嬉しい。
途中、物凄くいい「気」を発散している水場があって、深呼吸。370万都市横浜にもこんないいところがあるかと思うとうらやましい。また登山中に前からマウンテンバイクの一団が来てちょっとびっくりした。とてもマナーのいい人たちだったが。
そしてしばらく走ると横浜市最高峰の大丸山、標高156.8mへ。この道は六国峠、と言われるがその由来は武蔵、相模、伊豆、上総、下総、安房の六つの国が見渡せたかららしい。湿度が低いので霞まず、たいしたことのない標高の割には遠くの房総半島までよく見渡せる。とても気持ちがいい。
平均するとキロ7-8分程度のペース。登りのきつすぎるところは歩き、下りでスピードを稼ぐイメージ。だが登りは大抵のところは走れてしまう。釜利谷過ぎたところの階段と、一か所岩を登るためにザイルがあるところと、鎌倉市最高峰の大平山 (こちらも標高159m)山頂周辺の登り下りを除けばえぐい傾斜はないので、ロードの人がいきなり走りに行っても多分大丈夫(のはず)。
鎌倉カントリーのクラブハウスを右手に見ると鎌倉市内が一望できるポイントに。その後も気持ち良く走っているうちに建長寺に到着。山から寺に参詣。展望台でトレイルランの格好をしたカップルの女性のほうがランニングバカ2人の着ているTシャツに目を留め、「先週のモントレイル戸隠マウンテントレイルに出られたんですか?私も出ました!」と声を掛ける。ランニングバカ2人は女性に声かけられて鼻の下を伸ばしてまんざらでもなさそう。そういう斬新な展開もありなのかランニングバカたちよ、と思ってちょっと感心。
建長寺、初めて来たけれど建物がかっこよすぎる。神社マニアなので寺にはあまり来る機会がなかったことに深く反省。
そして鎌倉の駅まで走り、江ノ電に乗って鎌倉高校前で下車、片瀬東浜まで時間調整のためまたランニング。海岸で1時間ほどゴミ拾いした後、入浴だけで1400円というふざけた値段の稲村ケ崎の温泉に入り、極楽寺駅へ。
すでに12時を過ぎており、アジサイ目当ての観光客で一杯の中、腹をすかせたランニングバカ3人は花より団子、アジサイよりビールと餃子、というわけで駅のすぐ近くの盛華園という激渋中華料理屋に雪崩れ込む。
ビール頼んだら〆たアジがあてで出てきて旨くて驚く。ネギチャーシュー、餃子を食べながらビール飲み始めたら止まらない。そして各々五目焼きそばやチャーハンやマーボー麺食べていい感じで酔っぱらいながら満腹に。予想以上の味。餃子は手作りだし、全部ちゃんとしていてびっくり。
帰りは観光客ですし詰めの江ノ電で鎌倉に出て、湘南新宿ラインに乗って帰ってきた。途中でビールのせいもあってかうつらうつらしてしまう。距離と時間的には大したランではなかったが、トレイルランではバランスも含めて体幹の筋肉を使っているのだろう、ロードを走るよりも疲労感が強かった。トレーニングとしては効率いい。今度は高尾山なども攻めてみたいものだ。いい体験だった。
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腰椎すべり症になり泣く泣く来週の南紀白浜トライアスロンを見送るの巻
GW初日、朝5時起きでおよそ30年ぶりぐらいに投げ釣りしに行って、昼過ぎまでシロギス釣ろうと頑張っていたら食べられないクサフグしか釣れず、さらにふと目を離したすきにコンビニで買った朝食兼昼食をすべてトンビにさらわれてしまい、空腹に耐えながら竿を振っていて寂しい思いをした今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。トンビがさらうのは油揚げだけじゃないのね。
その翌朝、目覚めて起き上がろうとすると息ができないほどの激しい痛みが腰に走る。ぎっくり腰。
神経の束をおろし金ですり下ろされているかというぐらいの痛みの中、トイレを我慢するのが限界に近づいて無理やり起きようとするが、激痛と闘いながら起き上がることのできる姿勢を探して悪戦苦闘すること20分。死ぬほどの痛みに耐えるか、今年45にもなるのにベッドでおもらしかの究極の二択を迫られながら私のGWはスタート。
GW後半には少し良くなったものの、最終日に娘のバレエの発表会で区民ホールの極めて座り心地の悪い椅子に3時間ほど座るという拷問を受け、再び悪化。GW明けは何とか出社したものの、みんなにブサイクな姿勢をさらし半笑いの目で見られる始末。こちらは苦しくて仕方ないのに。
そしてその翌日には腰を押さえながら国内出張に出て、タクシー乗って反対側のドアから降りようと中腰になって出ようとした際に再び雷に打たれたようなショックが腰を襲い、飛行機に何とか乗って冷や汗をダラダラかきながら痛み止めでごまかして東京に帰ってきた。
腰痛持ちであること、もともと体の柔軟性に欠けることは事実なのだが、今回は本当に落ち込んだ。なぜなら、石垣島トライアスロン以降カラダの回復を最優先にして大きく運動量を減らしていたにも関わらずぎっくり腰になったから、そして5月22日にエントリーしている南紀白浜トライアスロンに参加できなくなる可能性が非常に高いから。
エントリーした大会に不参加になるのは初めて。飛行機も早割で取ったのでキャンセル料2万円ぐらいかかる。でもこの状態でバイクで山道を上がっていくのはちょっと想像できない。とりあえず現地に行って、白浜の温泉だけ入って帰ってこようか悩み中。
これまでは銀座の塩川カイロプラクティックのイケメン副院長のゴッドハンドで、あるいは四谷三丁目の韋駄天治療室(最近ここの経営をされているのが瀬古利彦さんだと知りました、だからあんなにどの先生もスポーツ障害を丁寧に治療してくださるのですね)でのマッサージと鍼で、たいていの腰の痛みをやっつけていた。だが今回は痛みの質が違う。そこで念のためレントゲンを撮ってもらうことにして、仲良くしていただいている整形外科の先生が経営されている雑色たなべ整形外科リハビリテーション科で診察していただいた。
レントゲンで見ていただくと、本来であれば腰椎が1番から5番まできれいに整列していなければならないところが、3番と4番だけ前後にずれていわゆる「すべり症」になっており、ずれた腰椎が神経を圧迫しているため痛みが出ていることが判明。根本治療のためには脊椎起立筋や腹筋などを鍛えて筋肉の鎧で腰椎の滑りを防ぐ必要があるとのこと。だが急性期の今は症状を痛み止めで和らげ、コルセットで腰椎の動きを止める、という治療がベストとのこと。現時点では特に手術等も必要ないといわれてほっとする。
しばらくコルセットを巻きながら出社して仕事していたが、デスクで座っている時間が長くなるとやはり腰に激痛が走り、1時間に一度は横になって背中を伸ばしていた。
いつになれば再び練習できるかわからない。白浜はあきらめるが6月末の徳之島は今年唯一のミドルディスタンスなのでぜひ出たい。健康というのは本当に大事なのだというのがよくわかる。
せっかくガレージを改良して、バイクその他を美しく収納できるようにしたのに、バイクに乗る機会がしばらくなくなってしまうというのも悲しすぎる。
ホームセンターでディアウォールというツーバイフォー材を天井に突っ張る金具を買ってきて、ツーバイフォー材にネットとミノウラのバイクハンガーを木ねじで止めただけだが、ごちゃごちゃしていたガレージがずいぶん片付いた。早くバイクを下す日が来るといいのだが。
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広島を走る
2月末の東京マラソン、3月末のなんちゃって箱根駅伝、4月頭の石垣島トライアスロンとこなすなかでカラダの回復が間に合ってない。左脚の付け根部分の筋肉が全般的に硬くなってしまっていて、骨盤を前傾させる方向で引っ張ってしまっているので腰痛の原因になっているのと、インナーマッスルが張っているので腹圧を高めると神経を圧迫してお尻の筋肉の中が痛い。そして全体的に筋肉中の水分量が足りておらず縮み側はいいけれど伸びるほうの柔軟性が著しく落ちている。そういうわけでトレーニングは少なめにして、回復を優先させている。
そんな中で100㎞マラソンを淡々とキロ5分台で走れるランニングバカの同僚と関西、広島に泊まりで出張に行くことになり、「当然ランニングシューズ持っていって朝走りますよね?」と煽られる。
以前大阪に一泊出張に行ったとき、私はランニングの用意など当然に持って行かなかったのに、その同僚からなぜ何も持ってこなかったのかなじられ、アポイントの間にスポーツ用品店でスニーカーから短パンからTシャツから全部買わされてランニングに付き合わされたという黒歴史が。
前日の夕方まで関西で仕事をこなし、新幹線で移動して広島に着いたのは夜8時前。広島に住む友人が勧めてくれた丸勝酒場、という魚の仕入れに気合が入った居酒屋で白バイ貝や赤貝、岩ガキ、鯛の刺身など瀬戸内海の幸を酒とともに堪能した後、どうしてもお好み焼きが食べたいというランニングバカと一緒にベタにみっちゃんに行ってがっつり満腹かつ酔っぱらってホテルに戻り、地方出張の楽しみである地元のモルトバー訪問を遂げられずに爆睡してしまった。
飲みながら「明日はロビーに7時に集合で、それまでにストレッチ済ませておいてください」というえらく上から目線の具体的な指示をランニングバカからいただく。朝食が6時半からしか始まらず、食べてすぐ走ると確実にお腹を壊すので頼むから7時15分にしてくれ、と懇願させられる始末。
だが心配は無用だった。というのも前日の晩のお好み焼きがあまりにヘビーで、目覚めたら朝食を食べる気が全く起きなかったのと、朝食抜きで走ってもいずれにしろ腹を壊してコンビニに駆け込むことになったからだ。
目覚めて食欲はなかったがコーヒー飲みたくなり、ホテルの近くのコンビニに7時前に行ったらもうランニングバカはロビーで準備万端。あと15分後だよね、と念のため確認したら、じっくりストレッチしたいから早めに来たとのこと。まあ大事なことだけど。
そして短パンと半袖シャツでは少し肌寒い広島の朝を走り始める。左の大殿筋の体幹に近い部分が痛いのでキロ6分ぐらいのジョグペースで、とランニングバカに改めて懇願。
ホテルを出て広島城の天守を見る。天守もお濠も立派。
基町は仁義なき戦いで出てきたなあ、あの頃の東映作品はテレビでノーカットで放映されることは死んでもありえないだろうな、町の固有名詞を挙げて「原爆スラム」とか字幕入れてたし、と思いながら原爆ドームへ。朝早いので人気があまりない。
20万人、そのうちの大多数が文民、が命を落とした非業を戦争を早期終結に導いてさらなる犠牲を防いだから人道に対する罪ではない、と言い切れる国の人はある意味すごい。百万歩ぐらい譲ってその論理を認めたとしても、わずか3日後にもう一発投下したことを正当化することはどう考えても不可能だろう。今の北朝鮮同様、狂信的な国家で何をするかわからない国、とされていたのがよく分かる。記念碑の前で手を合わせて平和資料館の横を元安川に沿って再び走る。
学校の登校時間なので自転車に乗った多くの高校生とすれ違う。いい感じで田舎っぽく、もちろん化粧している女子高生などおらず、東京のすれた高校生とは全く異なる雰囲気。元安川は河原がなく、不法係留されている船もないためとてもすっきりしている。宇品に渡る大きな橋を走っている間に腹痛くなって死にそうになってきたので、コンビニ見つけて駆け込んだら朝の清掃中でしばらくお待ちください、と看板が出ていたので脱力して倒れそうになったが、あまりの緊迫感のオーラが出ていたらしく掃除していた店員のお母さんがどうぞどうぞ、といってトイレを使わせてくれたので、大惨事は免れた。
そこから宇品島まで引き続き走る。初めて来たのでよくわからないが、宇品は倉庫などがたくさんあったところにマンションが建って直近急速に開発が進んだのだろうか。昔宇品の港からフェリーに乗ってどこかに行ったことがある。フェリーターミナルを見ながら宇品島に入り、島の西岸を走ると瀬戸内海が朝の光を受けて光っていた。島の内陸にはうっそうとした森が広がっている。山もあり、海もあっていいところだ。島の南端まで行きたかったのだが、宿に戻る時間が近づいていて、残念ながら途中の砂浜のところで引き返した。広島の中心から大して離れていないのに、こんなに綺麗な海があるなんてすごいと感心。
結局12㎞ちょっと。宇品から広電、というか市電に乗って紙屋町まで帰り、シャワーを浴びて仕事へ向かう。
ランニングバカに煽られて走った広島ランだったが、美しく晴れた朝に広島の街を見て回れて本当にいい体験だった。自分の足で街を見て回ると、街の記憶が匂いとともに脳に刻まれる。宇品から見た朝の瀬戸内海の光景を忘れることはないだろう。
本日のトレーニング 12.16km 1:12:17 5:57/km 926kcal
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石垣島トライアスロン 2016に行ってきたでござるの巻
先日、早起きして朝飯食べずに久しぶりにバイクの練習で甲州街道を調布から尾根幹出て50キロ走って津久井湖畔のシャレオツカフェで朝陽を受けて光る湖見ながらステキなブランチ食べよう、と意気込んでいたのに尾根幹の壁のような坂に圧倒されてへこたれた挙句、道間違えてなぜか気づいたら町田の吉野家に吸い込まれ、有線で流れてくる昔の浜崎あゆみが意外と悪くないじゃんと懐かしく思いながら牛丼の大盛り、生卵味噌汁お新香付きをガツガツ美味い美味いと平らげてしまい、満腹で幸福感に満たされたあとふと自分はここで一体何をしているのかわからなくなって呆然とした今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。牛丼屋なのに740円も使っちまったぞ、おい。
今年初戦の石垣島。金曜日午後半休をいただき、一度帰宅してシーコンのバッグに入れたバイクをクルマに積み羽田へ。帰宅した時に娘がいたので目印代わりに書いてもらった。
羽田でチェックインした時にJALの地上職員のお姉さんはこの貼り紙につき完全スルーだったので、冷静に考えると目の前にいる中年男性は、ひらがなしか書けない頭がちょっと弱い人なのでは?と思われたのかも知れない。
初めてバイクを飛行機に預けたが特段の問題なし。石垣島ではターンテーブルに乗せるのではなく職員の方が手で持ってきてくれた。
問題はその後。クルマつながり、ヘビメタ(笑)つながり、最近Perfumeつながりの友人が石垣空港でレンタカーを借りてくれていたのだが、ヴィッツみたいなリアゲートのある車かと思ったらまさかのマツダアクセラ、というか4ドアセダン。レンタカー会社のお姉さんとともに一生懸命バイクを乗せようとするがトランクには乗らない。最悪組み立てて乗って行けばいいので焦りはしなかったが、頑張って後部座席に入れてみたら入ってホッとする。
スイム会場を覗いてから東横インにチェックイン。意外と部屋が広くて、バイクを入れてもスペースが残る。シングルの部屋だがベッドも大きくて快適。2泊で9000円で朝ごはんもタダだなんて素敵。バイクを無事組み上げる。すぐ組み立てられて楽だった。
夕食は焼肉やまもとへ。最初のタンから打ちのめされるぐらい旨い。上ロースや上カルビも。はっきり言って焼肉という食べ物に対する考え方を改めさせられるレベル。恐るべし石垣牛。
普段ならこんなに食べることはないぐらいの量を食べてしまい、泡盛3合飲んで酔っ払う。泡盛ってアルコール度数30度ぐらいだから、日本酒3合の気分で飲むと危険。ウイスキーが45度だから、ウイスキーストレート換算で360ml、ショット8杯分。それはまずい。翌土曜日はレース前日だから飲めないことを考えると、金曜日の夜に石垣島のバーにでも行こうと思っていたが流石に撃沈してそのまま爆睡。
土曜日は朝食後友人と軽くバイクの試走に。その後クルマでバイクコースの下見へ。コースは市内中心部から東の山側の空港の裏を抜けて北上してから島を東から西に横断し、海岸線に一度出てから市内中心部に戻ってくる。島を東西に横断する途中には山があり、20㎞地点からの結構きつい登りと、35㎞地点からのまあまあの登り。
そしてスイム会場に行って試泳。去年は悪天候で泳げなかった人工ビーチ。コースロープ設営をしている横で邪魔にならないように泳ぐ。周りを防波堤で囲まれているのでうねりも潮も波もなく、水も透明度が高い。ウエットスーツ着なくても水温もちょうどよく、体もぷかぷか浮かぶので一安心。防波堤の近くに行ったら熱帯魚が泳いでいて、素潜りしているだけでも結構楽しめた。
戻ってきて大好きななかよし食堂でランチ。ゴーヤチャンプル食べて旨い。
バスターミナル裏の海坊主、という喫茶店はサイフォンでコーヒー入れてくれて雰囲気もいいので友人を連れていき、コース攻略などにつき語り合う。といっても「あの登りはやばい」みたいな会話に終始するのだが。ちなみに彼はオリンピックディスタンス初挑戦。
そして宿に戻って私は一人でバイクの練習へ。コースとは反対周りにフサキビーチからやいま村の手前まで。30㎞過ぎのきつめの登りを一度試しておきたかったから。前回尾根幹行ったときは、久々のバイクでの長躯だったこともあり調子がつかめず、体幹の筋肉がうまく使えずに結果として太ももの筋肉に負担が行き、固まってしまった筋肉が骨盤を引っ張って前傾させたために腰痛になってしまった。試走の時は腸腰筋や腹筋を意識して、サドルの上で骨盤を立てるように気を付けた。まあそこそこの登りだったけれど何とかなるはず。
それから昨年も見てもらった「のぶ整体院」へ行き、肩甲骨の裏と骨盤周りの筋肉のマッサージをしてもらう。「去年も固かったですけど今年も固いですねー」と言われるが全く否定できない。そして夕食をどこで食べたらいいか教えてもらう。「ひとし」さんは何を食べてもおいしく、「久松」さんは博多出身の料理人が一人でやっている地元の人中心の店、石垣島ビレッジの2階にも二つほどおいしい店があるのと、秋田料理の店「紅ほっぺ」(他の人からも石垣の秋田料理の店が旨いと聞いたことがある)のおばんざいが旨い、とのこと。
ひと風呂浴びた後に競技説明会へ行き、6時から久松で夕食。全く観光客がいなかったけれど、もっと評価されていいはず。街の中心からすぐだし、丁寧に作っているし、値段も手ごろ。
本番当日は5時15分起きなので早々に引き上げる。東横インはファシリティはそんなに悪くないけれど安普請なので廊下の声や周りの部屋の椅子を引きずる音などが響くのだが、意外と熟睡できた。
そしていよいよ本番。6時半にトランジションエリア入り。間違えてバイクの後ろ側に荷物をセットしてしまって、隣の人に指摘されて直す。
いい感じに曇っていて陽射しがきつくない。だがウエットスーツの下を履くと汗だらだら。さすが石垣。スタートまで給水を欠かさない。いつも何か忘れ物をしたかも、と思って強迫神経症みたいになるのだが、今回はワセリンを塗るときのコンビニ袋と競技終了後の着替えを忘れただけで比較的軽症。
今年初レースで緊張していることを自覚するが、試泳を済ませるとリラックスできた。何の言い訳もないとてもいいコンディションの中、いよいよ競技開始。スイム40分、バイク1時間25分、ラン55分の3時間が目標。
私は第4ウェーブ。スイムは750mの周回コースを2周。最初のバトルを避けるために外側にポジションをとりスタート。最近スイムのレッスンで意識しているキャッチとプルをしっかりと区別して、指先から肘までを一直線にして面で水をかく、という動作を繰り返す。透明度も高く、全面に張ってあるコースロープのおかげであらぬ方向に行ってしまうことがないので安心。苦手のスイムはいつも途中で辛くなって休んでしまうのだが、今回は休むことなく気持ちよく泳げ、結果1周目は手元計測で18分ぐらい。悪くない。給水して2周目に入り、無事スイム終了。その時ラップを取った際にストップウォッチを止めてしまい、タイムが分からなくなってしまった。
トランジションでウエットスーツを脱ぐのに手間取りタイムロス。急いで出発。最初に橋を渡る登りがあり、そこから加速して市街地へ。体がバイクに適応するのに時間がかかり、最初の5㎞ほどはなんか違うなあ、と思いながら走る。その後後ろから来た外国人に抜かれそうになってついていくことにしたら、少しずつ調子が出てきた。その人は常に時速30㎞越えで走っている感じだったので引っ張ってもらえた。
キープレフトしないおっさんと何度か絡み、おっさんを抜き終わって左に寄せたところ「幅寄せすんじゃねえよバカ野郎」と叫ばれる。「だったら左に寄れよ」と言い返す。またそのおっさんと絡んでいたところ、後ろから「右から抜きます」と大声で言われている人が来たのにおっさんは左に寄らず、結局その人は左側にいる私と右側を譲らないおっさんの間を抜かざるを得ないことに。クルマと一緒で追越し車線は開けときなさいっつうの。ルール知らないおっさんがTTバイク乗ってるってどういうことなのよ。
20㎞を超えたあたりでかなりきつい登りが立ちはだかる。下りで抜くより登りで抜くほうがかっこいい、という美学はあるのだが、なかなか難しい。じりじりと日が照ってきて体力を奪う。気温は28度程度だろうか。スイムで張ってきていた右側の腰が気になり始め、腰痛になっては困るからロキソニンを服用。
その難所をこなすとあとは基本的に下り。ランに備えて足がつらないサプリメントを飲んだのだが、東京マラソンの時と同様に大失敗。粒が大きすぎて飲み下すのに文字通り四苦八苦、結局バイクを止めて嘔吐。横にいたギャラリーのお母さんもドン引き。っていうか俺も自分で引くわ。そして体力も消耗。
そこから持ち直してゴールを目指すが、南下していく際に向かい風が厳しくなる。踏んでいる負荷の感じだと時速30㎞は超えているはずなのに、メーターを見ると27,8㎞。前走者の背中が遠い。市街地が終わり、最後のサザンゲートブリッジの登りでまた体力を削られ、バイク終了。今回はオリンピックディスタンスよりも2㎞長い42㎞だったので1時間25分ぐらいを目標にしていたのだが、手元の時計で1時間半を超えていた。
そしてラン。走り出すと膝の上の筋肉が両脚ともつりそう。東京マラソンの悪夢再びか、と思って気持ちが萎える。つらないサプリで失敗した後、MagOnでマグネシウムとエネルギー摂取したのだが効き目が出るのに時間がかかる。とりあえずだましだまし走り出す。走ったり歩いたり。
コースは潤いのないコースで、港の周りのコンクリートとアスファルトの上を淡々と走る。でもギャラリーが一生懸命応援してくれるのがうれしい。そしてエイドにコーラがあるのがうれしい。冷たいコーラのカフェインと砂糖が脳に染み入って即効いてくるのが分かる。スッチー姿の日本トランスオーシャン航空のお姉さんに手渡ししてもらったぞ。コーラは全てのトライアスロンに標準装備にしてもらいたい。
結局何とか2周回をこなしてゴール。最後はキャップとサングラスを外し、ゼッケンをまっすぐに直していざゴールテープを切ろう、としていたら後ろからダッシュしてきたさっき抜いたばかりのおっちゃんに先にテープを切られてしまった。用意してくれた中学生のボランティアが爆笑していた。
結局出来上がりは3時間18分。スイムは目標より速く、バイクとランはいけてない。道端カレンさんには30分以上負けてしまった。というのはどうでもいいのだが、大事なことはメンタルで自分に負けてしまったことだ。弱ええ俺。もっと死ぬ気で頑張れよ俺。終わった後普通に会話できるぐらいの体力残さないで使い果たすまで追い込めよ俺。ココロのリミッターが早く作動しすぎ。そんなに自分のこと大事にし過ぎなくても。
リザルトを見ると、3位に入った人は私の1つ上。6位に入った方は53歳と、私ももう少し頑張ればまだ伸びしろがあるかもしれない。今年45なのでアラフィフではありますが、精進しようと改めて思いました。次は5月24日の南紀白浜。さてどうなることやら。
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バイク輸送の新兵器を購入: シーコン エアロコンフォートトライアスロン【2018年4月追記】
大手町読売新聞社前から芦ノ湖まで21チームで競う「なんちゃって箱根駅伝」で過去数年4区平塚から小田原までの20㎞強を走っていましたが、東京マラソン惨敗したこともあり5人で走るAチームはガチのメンバーに譲り、10人で走るBチームに自主的に降格して5区後半、小涌園からゴールまで拝命したにもかかわらず本番3日前にギックリ腰を発症してしまい、それなのに誰からも「走らなくていいですよ」とか「代わりに走りましょうか」と言ってもらえず、とうとう本番当日腰の痛さを我慢して走り始めたら小涌園から3㎞以上険しい登りで「基本的に下りですから」と言われていたのは単にだまされていただけに気づき、ゴールまで泣きそうになりながら走った今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。殺す気か。
そしてついにトライアスロンシーズンイン。今年は4月石垣島、5月南紀白浜、6月徳之島、9月村上流れ(4月15日エントリー開始なのでお忘れなく!)。徳之島だけミドルであとはオリンピックディスタンス。そこまでで手ごたえがあれば初のフルアイアンマンをランカウイ島でトライしようか、という方向。
いよいよ石垣島が来週に迫り、バイクをどうやって送ろうかと悩む。いつも通り箱に入れて西濃運輸のカンガルーイベント便使って事前にホテルまで送ろうかと思ったけれど、送料だけで往復2万7千円かかるということでいっそキャリーバッグを買って機内持ち込みしてコスト掛けずにバイク持っていくべきかどうか思案。村上は多分自分の車にバイク積んでいくが、それ以外のレースは基本発送しなければいけないことを考えると、5万円ちょっとのバッグ買って機内持ち込みすればレース3回、1年でもと取れるか、という結論に達して楽天でぽちっとしてしまった。
バイクを箱詰めして送ることの最大の欠点は、行きはまだよいにしてもレース終了後、疲れた体で帰りの飛行機の時間に間に合うように慌ててバイクを分解して箱詰めしなければならないことだ。もチェックアウトしてしまっているケースがほとんどなので、悪戦苦闘して大汗かいてもシャワー浴びられない。あとはハンドルとサドルを分解する時にせっかくセッティングしたポジションが微妙にずれること。レース後海水がついたままの手でレンチとか使うと送った後にねじが錆びていたりすること。
シーコンはホイールを前後外してバイクのフレームをシーコンのシャーシにクイックリリースで固定するだけ。ハンドル曲げたり、ペダル外したり、サドル下げたり、といった作業が全くいらない。慣れれば本当に10分もあれば収納できる。私は底の部分にバスタオルでぐるぐる巻きにしたフロアポンプも入れてしまっている。
大事なことは「エアロコンフォート」ではなく「エアロコンフォート プラス」を買うことだ。そうでないとDHバー付のバイクが収納できない。
(以下2018年4月追記)
私の買ったエアロコンフォート プラスはキャリーするときのキャスター部分の作りがあまりよくなく、金属製のシャーシというかハウジングの中にある赤い車輪が廻るようになっていて、輸送の時にハウジングをぶつけてしまうと車輪が回転しなくなってしまう。徳之島トライアスロンの往復は運送業者に頼んだのだが、その時ハウジングが凹み、回転しなくなった車輪を無理やり引っ張られたせいか車輪の一部が削れて真円ではなくなってしまった。車輪は1個スペアがついてくるので自分でレンチ持ってきて交換できたが、また同じことが起きるのではと不安になる。
一緒に2018年石垣に参加した友人(残念ながらレースは中止になったが)は直近バージョンアップしたエアロコンフォート プラス 3.0を購入、見せてもらったがキャスター部分が改良されて最新のキャリーバッグに使われるような金属製ハウジングなしになっていた。これはいいわ。
そしてさらにいいことに持ち上げてクルマのトランクに入れる、などの際に便利なように本体横に丈夫な取っ手が縫い付けられている(下の写真赤のストラップ)。これは私のにはなかった。いつも持ち上げるとき重いからどこ持とうかと思ってたのだけど、改良されて便利になっていてびっくり。
友人はWiggleでイギリスから取り寄せたが、関税が6000円ぐらいかかって結局日本で買うのと変わらなかったとのこと。
SCICON (シーコン) エアロコンフォートプラス 3.0 バイクバッグ
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(追記は以上)
数日して待望のシーコンエアロコンフォートプラストライアスロン(2.0)、が到着。キャスター付きでごろごろ引っ張っていかれるし、エアロバー外す必要がないトライアスロンバイク仕様。思ったよりでかいし、ギックリ腰に響くぐらい重くてびっくり。
開けてみるとなんかダックスフントみたい。
中にはフレームがあって、そこにホイールを外したバイクを専用のクイックリリースでセットしてしっかり固定する安心設計。フロントフォークをこんな感じでフレームに乗っけてから固定。
リアはこんな感じ。
リアのギアにはいつも通り軍手をかまして側面にホイールを収納。
ディレイラー部分は念のため二重にエアキャップで保護することにした。
これでハンドル部分、トップチューブとサドルにハーネスかけて固定すればあっという間に出来上がり。ワイン一本飲んだ後のギックリ腰おやじの私でもささっと完成。
TTバー部分も取り外すことなく、保護用のクッションもついてきた。
と思っていたら謎の部品が出てきて、これは何だ?とちょっと悩む。
説明書的なものを見てみると、どうやらリアディレイラープロテクターとのこと。さっきエアキャップで養生したのをやり直し、がっちり保護することに。
そしてもう一度エアキャップで保護。ヘルメット、シューズ、工具その他を袋に入れ、エアポンプ、というか空気入れもタオルとエアキャップでぐるぐる巻きにして保護して同梱。これで持ち歩く荷物がだいぶ減って楽になった。
だがバッグ自体の重さが9.2㎏、さらにウエットスーツとか入れたら飛行機の無料持込み許容重量の20㎏を超過する可能性もあるのでそれぐらいで止めにしておく。
初めてパッキングしたが、所要時間は20分程度だった。慣れればあっという間だろう。
これまではAcorのバイクポーターという大きなプラスチック製のケースに入れて、配送依頼していた。ケースに入れるのに、バイクのサドルを下げて、ハンドルを緩めて曲げて、エアロバーは外して、ハンドルとディレーラーとペダルの箱にあたる部分をエアキャップで養生して、ホイールはフレームと干渉して傷つけないようにホイールバッグに入れて、みたいに作業が多かったが、今回キャリーバッグを買ってそれらの作業はほとんど割愛できることになり相当楽になった。
行きは時間の余裕が比較的あるが、レース終わった後に片づけて配送の準備をするのは体力消耗していることと帰りのロジがいつも結構ギリギリなので余裕がなく、ささっと撤退準備できるとなると精神的にもかなり楽だ。
飛行機に持ち込むのは上に物を乗せられたりバイクが傷ついたりしないかちょっと心配だが、日本の航空会社であればそんなにひどい目に遭ったりしないだろう、と思いたい。いい買い物だったと思う。
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「東京都北区赤羽」に向かって走る
毎朝コンビニで買うものが決まっていて「いつもありがとうございます」と挨拶してもらえていたのに、ボウズ頭にしたら同じ物買っているのに何も言ってもらえず、行きつけのスタバでは毎日マイマグカップに入れてもらっているのでこちらもマグカップ出すだけで分かってもらえるはずが三度見される始末、早く髪の毛伸びないかなと強く祈っている今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
アマゾンのプライム会員だと映画やテレビ番組が無料で見られるプライム・ビデオというのがあって、それでふと「山田孝之の東京都北区赤羽」というのをつい見てしまった。ストーリーを一言で言ってしまうと、メンタル的に追い込まれた俳優の山田孝之が、赤羽に行ってそこで自分らしく生きている人たちと交われば、本当の自分が取り戻せるかもしれないと奮闘する姿を描いたドキュメンタリー的なもの。本当にノンフィクションなのかはよく分からないが、私が見ている分には9割がたノンフィクションなのではないかと思う。しかし赤羽住民は濃いわ。過去数回訪れたことがある赤羽だが、このドキュメンタリードラマを見てまた行きたくなり、金曜日の夜、会社の帰りに仲間と東京の北の果てを目指した。
今回のランは東京マラソン5日後の金曜日にしっかりしたペースで12㎞強を走りきることで「脚さえつらなければサブ4達成できてた」ということを証明する目的もあった。なので運動強度は強め。だが道中はかなりフラットで、秋葉原からお茶の水にかけてと古河庭園のところの登りを除けば楽なものだった。また何度か走って勝手知ったる道だったこともあって精神的にも気軽。
環七を越えるあたりで少しきつくなってきたが、3月末のなんちゃって箱根駅伝の練習も兼ねているので手を抜かず走る。㎞5分半ほどのペースで志茂四丁目の交差点まで走り切り、クールダウンしながらゆートピアというベタな名前の銭湯を目指す。
ランニング姿で風呂屋に入ると、受付に座っているお母さんに「あなたたちどこから来たの」といきなり聞かれ、ビオレ売ってください、と言って手のひらサイズのものを買おうとしたら「40円のちっちゃいのがあるからそれにしなさい」と言われる。後輩が「僕もビオレください」と言ったら「さっきの人からもらえばいいじゃないのよ」と言って売ってもらえない。いきなり赤羽の洗礼を受ける。
ゆートピアは清掃の行き届いた気持ちのいい銭湯だった。湯加減も熱すぎず、ランニング後には最高。電気風呂の電流が心持ち強くて、おっさんどもがかわるがわる試しては小学生のような声を上げてしまう。本当にいいお湯でビックリ。
風呂を上がってコーヒー牛乳飲んでいると、また受付の風吹ジュン似のお母さんと話が盛り上がる。みんな何歳なの。独身?子供いる人は何歳の子?私いくつに見える?成人式3回やったようには見えないでしょ?(つまり還暦)風吹ジュンに似てるってよく言われるのよ、などなど。あまりに予定調和的な期待していたとおりの赤羽だったので少し笑ってしまった。
そして赤羽の駅前の居酒屋「かんどころ」へ。本当はもっと昭和の居酒屋に行きたかったのだが、昭和の居酒屋では5人の予約を9時過ぎから受けてくれるところがなかなか見当たらず。まるます屋などを眺めて朝の9時から飲めることを確認してから店に入る。
今回のランにはもう一つ目的があって、それはなんちゃって箱根駅伝で誰が何区を走るかを決定するという重要な作業。今回も2チーム、5人で5区走りきるAチームと10人で走るBチームが出場予定。私は2003年以来ずっと参加していて、最近はAチームで4区を走るというのがお決まりのパターンだったが、今年は後進に道を譲ってBチームで楽に走ろうと思っていた。Aチーム、マラソンサブ3の人たちで固めて今回は上位を狙いに行くつもり。私はBチームで気持ちよく3区か4区を10㎞程度走れればよかったのだが、気が付いたら5区後半を走ることに。前半でなくてよかったが、それでも勝負もかかる区間だし登りもあるしプレッシャーもかかる。
かんどころは刺身が旨かった。赤羽にしては少しプライシーな感じだが、それでも東京の西側で食べるよりずいぶんと安い。
結局飲み終わったのが11時過ぎ、新宿まで埼京線になるわずかな間にも睡魔が襲ってきて、やはり自分が疲れていたことを思い知る。4月10日の石垣島トライアスロンももう少し。バイクの練習ができていないので少し焦りもあるが、ぼちぼち今年の開幕戦に向けて調整していこうと思う。
本日のトレーニング 12.57㎞ 1:09:18 5:31/km 1,035kcal
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東京マラソンで死す
前日の東京マラソンを一緒に走った会社の同僚と「あの暑さで死んだ、あんな辛い思いは二度としたくない」という話をしていた直後、5月の南紀白浜トライアスロンの当選通知が2人共に届いてお互い飛び上がって大喜びしてしまい、ふと冷静になり我々どれだけドMやねん、ということに改めて気が付いた今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
今回が悲願の東京マラソン初出場。嬉しくて会社で当選したと言ったら、「ぜひチャリティやりましょうよ」と煽られ、「4時間切れなかったら私がボウズ頭になりますので、その代わりに児童虐待防止の活動をしているNPOと困っている子供向けのホットラインサービスを提供するNPOへ皆様の寄附をお願いします」というチャレンジになってしまった。趣旨に賛同してくれる会社の同僚が予想以上に多く、本番2日前の金曜日夕方の時点で180万円を超える寄付が集まった。一人の力ではこんな額を寄附することは難しかったことを思うと、チャリティファンドレイジングをやって本当によかった、と思う一方、サブ4フィニッシュへのプレッシャーも高まる。1月は200㎞走ったものの、2月になって酒と走り込みをやめて調整を始めた途端に風邪をひいてしまいなかなか治らず、不安が残る展開。だが1月に32㎞をキロ5分18秒で走ったので、サブ4どころか3時間45分ぐらいで走れるのではないか、と甘い期待をもって本番を迎えた。
土曜日に受付を済ませ、ASICSブースの大きさにびっくり。Qちゃんこと高橋尚子さんがトークショーをやっていた。その後ふらふらしているとなんとQちゃんを発見、2ショットをお願いしたら快くOKしてくださった。その写真がこちら。
前日の土曜日は普通の食事に加えて餅が4個入ったぜんざいを昼と夜の2回も食べ、本番で足がつらないように梅丹のこってりミネラル2RUNを食べてアミノバイタルを飲み、10時前に就寝。ぐっすり眠って6時に目覚め、7時に家を出て厳重な警備の敷かれた新宿へ。
服装については悩んだものの、同時期にかつて熊本城マラソンを走った時と一緒の格好をしようと思い、夏用のUnder Armourのコンプレッション長袖Tシャツと、金融機関対抗なんちゃって箱根駅伝の時のチームTシャツ。下はワコールのCW-X。
スタート前に余裕をもってトイレを済ませ、体が冷えないように準備したビニール袋をかぶってスタートを待つ。あたかも熟練ランナーのよう。でもフルマラソンは昨年ぎっくり腰のせいでぶっつけ本番で走った大雨だった静岡マラソン以来。
平常心でチャレンジしようと思っていたので気負いなくスタート。時計も見ずに、自分が気持ちイイペースで走る。だが予想タイムを正直に申告してFブロックスタートだったため、混んでいて前に出るのにサイドステップ使いまくり。本気でタイムを狙いに行くなら自分の持ちタイムよりも少し速めに申告するのがオススメ。特に参加人数の多い大会では。
靖国通りから東京ドームまでは下り坂。ペースに乗るまで下りというのはありがたい。スタート時点で上着や着ていたビニールを脱いでいた人たちが多かったが、お腹の弱い私はしばらくビニール袋を着たままを選択、身体が暖まったところでボランティアの方に手渡す。走り出す前にアミノバイタル飲みすぎたので2km過ぎで空いていそうなトイレに駆け込んだが、意外と混んでいてタイムロス。
陽射しが強く、日陰を選んで走るのだがそれはそれで結構消耗する。皇居の手前で西城秀樹のYMCAが流れていて、両手でYMCAサインをやるぐらいの余裕はまだまだ残る。
皇居を経て日比谷の交差点から品川に向かうのは、よく走っている勝手知った道。品川折り返し、15㎞ちょっと、も無難に過ぎて、暑さが気になったので追加のこってりミネラル2RUNを食べようとしたら袋を落っことしてしまう。一生懸命拾ってみたものの、道路を転がった際に中身がどこかに行ってしまったようで、ただ単に時間をロスしただけで終わる。そして焦ってポーチからもう一袋を取り出して、水なしで飲もうとしたら、粒が大きすぎて呑み込めずに思いっきりえづいてしまった。
吐く、という行為はそれと同時に全身の筋肉が硬直する、ということが初めて分かった。正確に言うと吐いていなくてえづいているだけなのだが、脚の筋肉までこわばって、普通に走れるようになるまで時間がかかった。そしてミネラル摂取できず。後から考えると、一袋落としてもう一袋も摂取できなかった時点ですでに伏線になっていたのかも知れない。
気温が高いわりに湿度が低く、ほとんど汗をかかないままに銀座の21㎞地点を過ぎたが、乾いた肌はジャリジャリした感触。どうやら汗がすぐに乾燥してしまっているだけで、陽射しが強く結構発汗していたらしい。そうとも知らずにミネラル補給大失敗。ここまで㎞5分15秒ペースで走っていて、このペースで行くと3時間40分台前半。いいペースだ。
銀座4丁目から中央通り、永代通り、新大橋通り。まだまだ元気。江戸通りにはいって浅草寺に向かう25㎞から30㎞は丁寧に走って、最後の12㎞につなげよう、と心に誓う。27㎞地点あたりで会社の同僚が浅草から折り返してきているのに遭遇。彼は29㎞ぐらい。彼はサブ3.5ランナーで、その彼と10分ちょっとの差と思うと欲も出るというものだ。
ただ浅草寺の折り返しからガクンと脚が重くなり、1㎞ごとの表示を迎えるまでの時間がえらく長くなってくる。東日本橋を越えた30㎞地点から精神的にもつらくなり、まさに30㎞の壁を強く感じる。30㎞通過時点で2時間40分。あと12㎞を㎞6分で走っても4時間切れると思うとちょっと安心する。が、ふくらはぎがつりそうになってきてドキドキしながら走り続ける。
しかし。33㎞過ぎたころからどんどん脚がつらくなり、35㎞時点で両脚の膝の上の筋肉が完全につってしまう。最も応援の歓声が大きい銀座4丁目近辺でひどい顔をしながら走っていると思うと情けなくなる。気合いで何とかなるかも、と思って頑張ってみるものの、両脚つってしまうと物理的に歩くのも難しい。
あと7㎞、何とかして歩いてでもゴールできないかと頑張る。ちょっと走ってみるものの、脚が固まって動けない。そんな繰り返し。冷たいコーラが飲みたい。冷たいポカリも旨いが、俺が飲みたいのはコーラだ。
佃大橋の登りがきつい。だましだまし走る。歩く。止まる。40㎞地点まで何とかたどり着いた時点で3時間46分。㎞7分であと2㎞走ることができれば目標達成。普段だったら5㎞とか10㎞ぐらい、どんなに辛くても㎞5分45秒ぐらいで走れるのに、全く脚が動かない。結局とても悲しい気持ちになりながら、最後の2㎞に20分かかって4時間7分でゴール。
ゴールした途端に本当に全く脚が動かなくなり、痙攣してしまって座ることもできず、近くにいたスタッフの方に肩を借りたが転んでしまう。しばらく横になっていてください、と言われ寝ていたら意識が飛びそうになる。どうやらスタッフ通路の真ん中で寝てしまってとても邪魔だったこともあって車椅子を用意されてしまった。熱中症気味であったのかもしれない。何とか立ち上がって、フィニッシュエリアで歩き始めるが、またすぐに転んでしまう。
結局潔くボウズ頭になりました。Before、Afterの違いはこちら。
くそう悔しいぞ。どこかでぜひ4時間切りたい。でも今年はもうマラソンはないのだ。仕方がないので石垣島トライアスロンを頑張ることにします。
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仕事帰りにディープ川崎方面 20k
コーヒー好きすぎて会社に入っているスタバにマイカップ持参で毎日通っていると、何も言わなくても私の顔を見たとたんにレジの店員さんが後ろにいる店員さんに「トールドリップパーソナルで」と指示が出るようになり、先日はコーヒー買って立ち去ろうとしていたら背中越しに「あの人XXさんっていうんだよ」と私の名前を先輩が新入りの店員さんに教えているのが聞こえてきた。自己紹介したことなかったのに不思議すぎる今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
1月ももう終わろうとしている。東京マラソンまであと1か月。マラソン前1か月で200㎞走るつもりにしていて、26日過ぎた時点で155㎞。楽勝かと思っていたら月末の週末は雪の予報。そうなると実質残り2日で45㎞走らなければならないことに。そこで平日木曜日の会社帰りにそこそこの距離を走る。
その日は会社の4月入社予定の社員の紹介、という飲み会があったのでランニング用の姿でバーへ。最近会社に入った若者からは奇異の目で見られる。飲みたい気持ちをぐっと抑えてウーロン茶3杯、会社から川崎に向かって20㎞ラン。先日も走った日比谷通りから第一京浜と旧東海道。
走り始めてから10年弱ほどになるが、最近ようやく体幹の筋肉の使い方が分かるようになってきた。お尻と肩のちょうど真ん中あたりに脚の付け根があるような気持ちで、若干腹筋に加圧しながら走っている。そうすると脚の細かい筋肉が疲れることなく、体全体を使って走れる気がする。また最近は走り出す前に内転筋に刺激を入れて内側の筋肉を意識しながら走るようにしていて、結果脚全体の筋肉を使い気持ちよく走れている。
芝公園から見る夜の東京タワーは本当に素敵。第一京浜に入ると一気につまらなくなって、北品川から旧東海道に入るといろんな店があって気が紛れてホッとする。青物横丁や立会川など下町を見るのは楽しい。前回走っている時に気になった平和島入口にある天ぷら屋、天仲は先週末に天丼食べに行ったが旨かった。そして近くの磐井神社からはとてもいい「気」が出ていた。今度は立会川の吉田屋という蕎麦屋に行ってみたい。
旧東海道はゆっくりとした下りの上、クルマと信号の少ない一方通行なのでとても気持ちがいい。産業道路を越えて六郷橋へ。この区間も結構つまらない。そして意外と蒲田から多摩川までが遠くて気持ちが凹む。六郷橋の階段を上がると、漆黒の多摩川が眼下に広がる。晴れ渡った夜で、月と星がきれいに見えた。
気が付くとあっという間に19㎞、神奈川県に突入。前回はそのまま第一京浜を直進したが、今回は堀之内を社会見学、客引きをかわしながら駆け抜ける。市役所通りを越えて平和通りに入っても特殊浴場がたくさんあり、さらにさいか屋前大通りを越えてもまだまだたくさん。私はもちろん470円で入れる公衆浴場「政の湯」でランフィニッシュして入浴。
風呂屋の前が「政の湯通り」と名付けられているぐらいなので、昔はそれはそれは賑わったのだろう。これまで訪れた銭湯の中で最も客がたくさんいた気がする。近所にあるビジネスホテルもどきの宿泊客なのだろうか。
お約束のケロヨンの黄色いタライの上に白いタライがあって、何だろうと思ったら川崎フロンターレのタライだった。風呂屋なのでフロンターレ?
お湯は鉱泉とのこと。やや褐色で軟らかくて気持ちのいいお湯だった。
その後しばらく仲見世通りなどをふらついて遅い夕食をどこで食べるか悩む。本当は孤独のグルメにも登場した八丁畷の「つるや」で一人焼肉したかったのだが、10時近くなっていたのであきらめた。
うろうろしながら見つけた店がこの焼鳥屋「松の屋」。あまりに渋すぎる店構えにひかれて飛び込む。
松の屋が渋いのは外見だけではなかった。内装も板張りの壁がいい感じに煤けていて、平成の匂いを感じさせるものは視界に何一つ入ってこない。メニューも焼鳥、野菜焼き、ビール大瓶、酒、以上。潔い。
本日のトレーニング 20.79㎞ 1:50:17 5:18/km 1,548kcal
レトロ銭湯へようこそ [ 松本康治 ] |
東京マラソンと石垣島トライアスロンに向けて
最近東京マラソンに向けて一生懸命練習している割には腰の具合がよく、そのうちまたがっつりギックリ腰になっても困るのでメインテナンスに行ったら、ベッドにうつ伏せに寝かされて男の手でパンツを下ろされ、無抵抗なままで身体の奥深くまで挿入されました。何度も何度も貫かれて、それからカラダに電気が走り、私の筋肉が私の意思とは関係なくビクンビクン痙攣を始め、しばらく我慢しているうちに痛みがじわじわと快感に変わっていきました。針治療、クセになりそうです。ってさっきまで山手線の中で書いてたら、隣の人がドン引きしてそそくさとどこかに行ってしまいましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。うほっ、やらないか。
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2016年トライアスロンスケジュール / 川崎20kラン
まだ小学2年生の娘がとーちゃんに懐いてくれているうちは休日は極力家族と過ごし、娘が親離れしたらがっつり週末トライアスロンの練習を一人で黙々としようと思っている、という話をカッコつけてしていたら、「その頃にはもう50近くになっているからそんなハードな運動できない身体になっているんじゃないですか?最近ぎっくり腰とかいろいろ体にガタきてません?」と指摘され、ようやく現実に気づかされボーゼンとしている今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。