仕事帰りにディープ川崎方面 20k
コーヒー好きすぎて会社に入っているスタバにマイカップ持参で毎日通っていると、何も言わなくても私の顔を見たとたんにレジの店員さんが後ろにいる店員さんに「トールドリップパーソナルで」と指示が出るようになり、先日はコーヒー買って立ち去ろうとしていたら背中越しに「あの人XXさんっていうんだよ」と私の名前を先輩が新入りの店員さんに教えているのが聞こえてきた。自己紹介したことなかったのに不思議すぎる今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
1月ももう終わろうとしている。東京マラソンまであと1か月。マラソン前1か月で200㎞走るつもりにしていて、26日過ぎた時点で155㎞。楽勝かと思っていたら月末の週末は雪の予報。そうなると実質残り2日で45㎞走らなければならないことに。そこで平日木曜日の会社帰りにそこそこの距離を走る。
その日は会社の4月入社予定の社員の紹介、という飲み会があったのでランニング用の姿でバーへ。最近会社に入った若者からは奇異の目で見られる。飲みたい気持ちをぐっと抑えてウーロン茶3杯、会社から川崎に向かって20㎞ラン。先日も走った日比谷通りから第一京浜と旧東海道。
走り始めてから10年弱ほどになるが、最近ようやく体幹の筋肉の使い方が分かるようになってきた。お尻と肩のちょうど真ん中あたりに脚の付け根があるような気持ちで、若干腹筋に加圧しながら走っている。そうすると脚の細かい筋肉が疲れることなく、体全体を使って走れる気がする。また最近は走り出す前に内転筋に刺激を入れて内側の筋肉を意識しながら走るようにしていて、結果脚全体の筋肉を使い気持ちよく走れている。
芝公園から見る夜の東京タワーは本当に素敵。第一京浜に入ると一気につまらなくなって、北品川から旧東海道に入るといろんな店があって気が紛れてホッとする。青物横丁や立会川など下町を見るのは楽しい。前回走っている時に気になった平和島入口にある天ぷら屋、天仲は先週末に天丼食べに行ったが旨かった。そして近くの磐井神社からはとてもいい「気」が出ていた。今度は立会川の吉田屋という蕎麦屋に行ってみたい。
旧東海道はゆっくりとした下りの上、クルマと信号の少ない一方通行なのでとても気持ちがいい。産業道路を越えて六郷橋へ。この区間も結構つまらない。そして意外と蒲田から多摩川までが遠くて気持ちが凹む。六郷橋の階段を上がると、漆黒の多摩川が眼下に広がる。晴れ渡った夜で、月と星がきれいに見えた。
気が付くとあっという間に19㎞、神奈川県に突入。前回はそのまま第一京浜を直進したが、今回は堀之内を社会見学、客引きをかわしながら駆け抜ける。市役所通りを越えて平和通りに入っても特殊浴場がたくさんあり、さらにさいか屋前大通りを越えてもまだまだたくさん。私はもちろん470円で入れる公衆浴場「政の湯」でランフィニッシュして入浴。
風呂屋の前が「政の湯通り」と名付けられているぐらいなので、昔はそれはそれは賑わったのだろう。これまで訪れた銭湯の中で最も客がたくさんいた気がする。近所にあるビジネスホテルもどきの宿泊客なのだろうか。
お約束のケロヨンの黄色いタライの上に白いタライがあって、何だろうと思ったら川崎フロンターレのタライだった。風呂屋なのでフロンターレ?
お湯は鉱泉とのこと。やや褐色で軟らかくて気持ちのいいお湯だった。
その後しばらく仲見世通りなどをふらついて遅い夕食をどこで食べるか悩む。本当は孤独のグルメにも登場した八丁畷の「つるや」で一人焼肉したかったのだが、10時近くなっていたのであきらめた。
うろうろしながら見つけた店がこの焼鳥屋「松の屋」。あまりに渋すぎる店構えにひかれて飛び込む。
松の屋が渋いのは外見だけではなかった。内装も板張りの壁がいい感じに煤けていて、平成の匂いを感じさせるものは視界に何一つ入ってこない。メニューも焼鳥、野菜焼き、ビール大瓶、酒、以上。潔い。
本日のトレーニング 20.79㎞ 1:50:17 5:18/km 1,548kcal
レトロ銭湯へようこそ [ 松本康治 ] |