泳ぎが致命的に下手だった私がトライアスロンに出られるようになったわけ
自慢ではないですが、社会人になるまでは基本的に運動あまり好きじゃなかったです。
自転車乗るのは好きだったし、バスケ部の練習で近くの山までトロトロ走るのとかは嫌いじゃなかったけど、水泳はマジで超苦手。
泳げないわけではなかったけれど、25m泳げばもう息がゼーゼー上がる、50mだと臨死体験状態(ウソですが)。
でも泳げれば膝も腰も痛めずにトレーニングできると思い「ちょっとここらで始めるか」と思い立ったのが2年?ぐらい前。スイムさえ出来るようになれば、トライアスロン出来る自信はあったので。
で、「泳ぎが致命的に下手だった私がトライアスロンに出られるようになったわけ」というタイトルの答えを単刀直入に申し上げると、「プライベートレッスンをとって弱点をつぶす努力をしたから」。
会社から1駅の都心ターミナル駅の近くにあるジムで、毎週水曜日60分のプライベートレッスン。仕事を何とか8時までにやっつけて、着替えを持っていそいそとジムへ。ジムは月会費1万円弱のフツーのジム。60分のレッスンで料金は5250円。
どうしても会食などで行かれないときは、事前に連絡してその週お休みにしてもらう。超まれに遅刻するときはあるけれど、8時半にスタートなのでたいてい何とかなる。
プールの初心者用レーンを使って1時間の練習。プライベートレッスンだからといって排他的にレーンを使わせてもらえるわけではないので、たまに平泳ぎ(もしくは犬かき)の鬼、みたいな人が千本ノック状態で泳いでいると悲しいときがありますが、通常は大丈夫。
下手くそが急いでキャッチアップしなければならないときは、グループレッスンよりはプライベートレッスンの方が圧倒的に効率いい。いろいろ致命的に間違っている生徒がグループレッスンに入ってきても、インストラクターは多分その生徒に掛かりっきりにはなれないはずなので。
体力があるのにちょっと泳ぐと疲れ果ててしまう私のような人は、たいていの場合バタ足の膝の曲がる角度が大きかったりして、筋肉を動かすことによる推進力<体の動きが作り出す水中での抵抗、となっているケースが多い。
その証拠に、股間にプルブイはさんで下半身を使わずに上半身だけで泳ぐととっても速く泳げたりする。
一人でやっていると、自分の脚がどんな感じで曲がっているのか、とかいうのが全然分からないんですわ。
まるで目隠ししてゴルフの練習しているみたいなもので、自分が上手くなっていないのが感覚で思いっきり分かるけど、どうなっているのか、どうしていいのか分からない。
なんか上手くいっていない、というのはよく分かるけど、何で上手くいっていないのか、どうしたら上手くいくか、というのがいつまで経っても分からない。
それは明らかな時間の無駄。
プライベートレッスンでじっくり見て貰ってどこが悪いのか、どうすればいいのかを指導して貰う。
社会人になると「体で覚える」ほどにはトレーニングに時間を割けないので、体で覚える練習と同時に理論的に上手くいく方法をコトバで説明して貰って、時間があるときに脳内で練習する、ということを平行して行わないとなかなか上達しない。
だから、ただ泳ぐ練習をするだけではなく、どう泳げばいいか頭で納得できるようにちゃんと説明してくれるインストラクターにつくことをオススメします。
プライベートレッスンって高いイメージありますが、ちょっとの投資でスイミングが単なる苦痛から一生楽しめる運動に変わるのであれば、リターンは見合うのではなかろうかと思います。