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自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

一人なんちゃってツールド北陸その1 富山から和倉温泉方面

トライアスロン: トレーニング

温泉旅館の風呂で使い捨ての髭剃り使ってこそこそスネ毛を剃っていたら周りの人が変な目で見ていないか心配で超自意識過剰になった自分が恥ずかしく、そのあと源泉掛け流しの湯に入ったら塩分強くて剃毛後の肌にしみてしみて泣きそうになった今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

ちなみにトライアスリート(とサイクリスト)がスネ毛を剃るのはそもそも身だしなみなのと、ケガの際の処置が簡単だからなので念のため。

 

ゴールデンウイークはざまの木・金は有給休暇をいただいた。本当は香港に行く予定だったのだが、諸事情あってキャンセル。またいつもの通り出たとこ勝負で、当日の朝に思い立って北陸新幹線に乗って一人トレーニングへ。

 

人生初の輪行輪行というのはJKにお金を渡したり、相手が18歳未満だとわかっていながらの行為とは全く異なり、バイクをバラしてバッグに詰めて公共交通機関で移動してからまた組み立て直してサイクリングすること。昔アマゾンで買って放置していた輪行袋の非常にわかりにくい説明書に四苦八苦しながらバイクを収納、渋谷から大宮に湘南新宿ラインで出て、初めての北陸新幹線はくたか号乗車。新幹線の中でメールを見ると、石垣トライアスロンの最終要項が発表されているのでチェックされたし、と大会本部からのメッセージが。読みながら緊張してくる。そして12時半には富山駅に降り立っていた。

 

富山から和倉温泉で一泊してから金沢に行く、というざっくりしたプランに基づき初日、二日目とも80㎞程度のツーリング、の予定。

 

天気は快晴、空気がきれいなせいで紫外線が心なしか強い気がするので日焼け止めを塗る。気温23度、湿度が低い。金沢、新湊には学生時代行ったことがある程度で、土地勘全くなし。まあ適当に海沿い走って氷見まで出て、そこから道路標識に従って山越えれば着くでしょ、的なゆるーい感じで行ったのだが、峠でハマリました。

 

海沿い走っていったらいいか、と思って行った富山新港では新湊大橋が自転車通行止めと書かれていて、渡船も行ったばかりで遠回りさせられた。後から調べるとエレベーターに乗って自転車押せば橋は渡れたらしい。全く下調べしなかったせいだが、まあ運動しに行ったわけなので最短距離をいかれなかったからといってどうということはない。しかしGoogle Mapの推奨するルート、富山・石川の県境にある荒山峠を越えて和倉温泉を目指す、というのはかなり無謀だったことを思い知らされることとなった。

 

荒山峠の手前にある磯部神社では藤が満開。こんなにボリュームのある藤を見るのは初めて。1枚の写真には収まりきらない大迫力。紫は古来高貴な色だとされてきたのも納得できる。

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もともと高いケイデンス(ペダル回転数)でクルクル回して自転車をこぐよりも、重いギアで踏んでいくほうが比較的得意。でも最近、脚力の回復には時間がかかるが心肺能力の回復には時間がかからないので、強くゆっくり踏むよりも軽く踏んで高回転で走るほうがトライアスロンでは有利、と聞いたばかり。強くゆっくり踏む私のようなタイプが山道を得意な訳がなく。

 

しかし正直死にました、荒山峠。最初に名前で気づけよ、オレ。まさに荒山。詳しくは以下に張り付けた動画を1分ほど見ていただければ。一番軽いギアにしてもまっすぐ登れない、という初めての体験。仕方がないので交通量が少ないことをいいことに蛇行して登る。だって直登できないんだもん、冗談抜きで。2度目の休憩では、登ってくるクルマにハイエースいたら後ろにバイクとともに載せてもらえないか、と思って眺めてしまう始末。そもそも誰から頼まれたわけでもなく、勝手に自分の思い付きで始めたアホなライドなので、自分でケツ拭く以外ないとは分かっていたのだが。死ぬ気で登ってオールアウト直前でへとへとになって休憩した後にまだどれぐらい登りが残っているのか分からないというのは精神的にかなり厳しい。通過していったクルマのエンジン音からするとかなり登りが残っていそうで、もう一度漕ぎ出すのに精神力を要した。 この時点ですでに4時。宿には4時チェックインと伝えてあったので電話して「あと1時間半ぐらいかかりそうです」とかなり弱気、というかコンサバ目の報告。

見よこのエレベーションのグラフ。そそり立ってるわ。標高400m。

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久しぶりに自分の精神力と真っ向勝負。仕事もそうだが、「金もらえなかったら/何か物質的な見返りがなければやらない」というのではなく、「自分でやると決めたからには言い訳せずに絶対やり遂げる」という折れない気持ちを養うために誰から頼まれたわけでもなく走ったり泳いだりしているわけで。でもちょっと今回はドM過ぎたかも。

 

気持ちで登り切った後の下りは超爽快だった。最高時速60㎞弱を記録。下り始めてから一度も登りがなく、ペダルを踏まないままあっという間に平地まで。そこから和倉温泉まではゾンビのように自転車を漕いでまいりました。

 

一人でも泊まれる宿を朝ネットで調べ、美湾荘にお世話になることに。ちゃんとした温泉旅館の入り口に自転車で乗り付けて「どこに止めればいいですか」って聞くのは結構恥ずかしいぜ。

 

初めての和倉温泉は、源泉が苦塩っぱい濃い味でさすがの名湯。いつもの460円銭湯も悪くはないが、やはり1200年の歴史を誇る温泉だけのことはある。結構規模の大きい温泉旅館の食事処で一人食事をとるのは私だけかと思っていたら、他に二人ぐらい同じような人がいた。料理は可もなく不可もなく。食後にマッサージしてもらいたかったが時間が合わず、明日もまたキビシイ展開になっても困るので早めに床に向かうも、運動しすぎたせいでよく眠れず朝も5時から目覚めてしまった。