自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

伊豆今井浜方面 舟戸の番屋

ジジイになったせいか、運動後ヘトヘトなのにもかかわらずカラダが興奮してなかなか寝付けずに深夜にウイスキー飲みながらブログ書いている今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

二日前に実家の伊豆から東京の自宅まで130㎞ちょっとバイクで帰った後、任務を果たして月曜日に湘南新宿ラインに乗って実家に舞い戻り、家族で七輪焼肉などしてくつろいでいたのだが、今年初レースまであと1か月ほどということと連休中の旅行の予定を全く立てなかったということもあり、残りの休みはさらにトレーニングして過ごすことに。

 

朝起きて熊本城マラソンの参加賞でもらった真っ赤なTシャツに着替え、とりあえず3時間走もしくは30㎞走あるいは両方、へ。実家からほど近い135号線をひたすら南下するのだが、歩道が全然ないところがほとんどで、びゅんびゅん走るクルマのすぐ横をてけてけ走る、というかなり危険なラン。直近のロングライドから脚が回復しきっていなかったのでタイムにはこだわらず淡々と走ることにした。湘南を走る134号線のようにずっと平坦な道をイメージしていたのだが、予想以上にアップダウンが多くて精神的に堪える。遅くてもいいや、と決めて走っていたのに、いつもながら走っているうちに気持ちだけ先走り、カラダというかタイムがついてこないのでイライラする。

 

これまで超ピーカン照りだった前日までとは異なり、いい感じで曇っているので熱中症の心配はないが、若干向かい風がきつい。小さな歩幅で肩甲骨を動かすことを意識しながら登っていく。たまにあるトンネルは照明が暗めの上に歩道がなくて、背中のリュックサックにライトをつけてこなかったことを悔やむ。点灯せずに走っているクルマから自分のことが見えるのかかなり不安。それに加え歩道横に雑草が生い茂っているためにどうしても車道にはみ出さずには走れないところが相当箇所あり、超スリリング。というかシャレになっていないのだが。

 

下の写真からもお分かりの通り、結構登らされるのでいい運動になる。稲取温泉を見下ろすところ。

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海抜0mに近いところから100mぐらい登る、というのを数回繰り返すと、ロングライドで疲れた脚は非常に素直に反応していうことを聞かなくなる。レースで最後のランのときまさに同じ状態になっているかと思うと、ここで頑張らないと練習している意味がないので死ぬ気で(大げさだけど)走り続ける。

 

ようやく目的地の今井浜にたどり着く。27㎞ちょっと。空が晴れてきて、海の青さがまぶしい。水着があればスイムの練習できたと思うが後の祭り。サンシップ今井浜、という町営の温泉施設を心の中で目的地に設定していたのだが、その手前に新しい「舟戸の番屋」という施設ができていたので、そっちに行くことに。なんと掛け流し温泉露天風呂、入浴料300円。超良心的ではないか。

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上の写真の真ん中あたりの森が茂っているあたりに露天風呂がある。太平洋を一望できる素晴らしいロケーション。汗臭い服を早く脱いで急いで入りたい、と気が焦る。お風呂は本館のようなところから少し歩いて別棟になっていて、本館でお金を払ってから入浴となるのだが、はっきり言ってお金払わずにお風呂に行っても誰もわからないぞ、この構造だと。

 

男湯に行くとありがたいことに先客はいない。太平洋を一望する露天風呂を独り占め。海側の風呂のへりに顎を乗っけて背中をストレッチしながらサーファーを眺めていると全然飽きなくて、永遠に風呂に入っていられる気がする。そしたら尻が真っ赤になるまで日焼けするのだろうな。

 

しばらくするとランの途中ですれ違ったダンディーなおじさんが露天風呂に参入。一坪半ぐらいしかない湯船だと眺めのいいところが限られていて、そこに二人いると間合いが近すぎてそんな気はないのにヘンな雰囲気になりそう。あんなところやこんなところをストレッチしているのを他人に見られるとかなりハズカシイ。

 

掛け流しのお湯は柔らかくて肌に染み込んで効く気がする。シャンプーリンス持参だったのだが、ランナーにはキビシイ石鹸・シャンプー使用禁止だったので頭から掛け湯をしまくって呼吸器からも温泉成分を体内に取り込む。

 

そうするうちに家族連れの第三の男が現れ、女湯からちびっ子が「お父さんこっちは貸し切りで最高だけどそっちはどう~」と叫ぶ。もちろん後発参入のおっちゃんが我々二人を前に「いやこっちは先客いて冴えない感じ~」というわけにもいかないでもごもご何か返事していたら、しつこく「お父さんそっち誰かいるの~」とコドモが何度も叫ぶので、こちらも気を利かせて退散することにした。下の写真に後頭部が写っているのが第三の男。ご覧の通り太平洋が最も近い温泉といっても過言ではない。

 

ウッドデッキになっているところで着替えていたら、ずっとこの上で寝っ転がっていたくなったが、夕方から今年喜寿を迎える父と古希を迎える母を祝うため、清水の末廣鮨に行くので撤退。

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今井浜海岸駅から伊豆急に乗って実家に戻る。

実家に帰るとオカンが険しい顔をしていて、聞くと近所のKさんが今朝遠笠山道路をジョギング中にひき逃げされた、とKさんの奥さんから伺ったばかりだとのこと。遠笠山道路って近所にあるのだが、見通しの良い片側1車線の道。

テレビ静岡HPより。

特報!伊東で重傷ひき逃げ 灰色の車逃走(2015/05/05/火)

5日朝、伊東市の県道でジョギングをしていた79歳の男性が後ろから来た車とぶつかりろっ骨を折る大ケガをしました。車はそのまま逃走し警察はひき逃げ事件として捜査しています。5日午前7時頃、伊東市富戸の県道「遠笠山富戸線」で道路の左側をジョギングしていた近くに住む79歳の男性に後ろから来た車がぶつかりました。男性はぶつかったはずみで転倒し、右のろっ骨2本を折る重傷を負いましたが、ぶつかった車はそのまま逃走しました。警察によりますと逃げた車は乗用車で、灰色だったということです。現場は片側1車線の見通しの良い道路で、警察はひき逃げ事件として事件を目撃した人を探したり近くの防犯カメラの映像を解析したりして逃げた車の行方を追っています。

サイドミラーが現場に残されていたそうなので、そのうち犯人は捕まると思うのだが。うちのムスメもフレンチブルも大変良くしていただいているので、早く回復されることをお祈りします。またバカ息子はなんだかんだでいくつになっても親に心配ばかりかけているらしい。Kさんのようにランニング中になにかあったら、とオカンはえらく心配していたようだ。1日2件もそんなアクシデントは起きないと思うのだが。

 

しかしランニングには季節が良くて本当に気持ちがよかった。5月24日は石垣では梅雨入りしているかもしれない。風があるとすべてにおいて厳しいので、穏やかな天気であることを祈っている。

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本日のトレーニング 27.18㎞  3:02:57  6:44min/km  2,206kcal

 

伊豆からのロングライド

レースに向けて練習の質・量ともに上げてきているのに、母親に「あんた腹出てきたわね」と身も蓋もないことを言われ、ふと冷静に考えると周りの人たちは気を遣ってこれまで何も言ってくれなかっただけではないのかと気づき、おなか以外目一杯凹んでいる今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

連休で予定のない時は、たいてい伊豆の実家に出掛ける。管理人付きの別荘のようなものだ、というと両親に失礼に当たるかも知れないが、ムスメも彼らも喜ぶのでいいとしよう。GW始めの土曜日の朝、東名は大渋滞だったが、午後になると渋滞もなくなったので出掛けることにした。ただし町内会のゴミ当番、というのが月曜日にあるので、日曜日の晩には戻らなければならない。それでは、というわけでクルマにバイクを載せて家族で伊豆に出かけ、日曜日に父ちゃん一人で伊豆から東京までトレーニングをかねてロングライドすることに。

 

朝8時に伊豆高原を出発。どのルートを取るかによるが、およそ120-130km程度のライドになる。伊豆-東京間をバイクで走るのは初めて。東京から行くよりも伊豆から戻る方が何となく下りになっているので楽なはず、と思い込むことに。気温は6月下旬から7月上旬の暑さ、というので熱中症にならないよう心がける。

 

実家から一碧湖を目指しいきなり山を登る。息が上がり、腰が張っていることに気づいてこのまま東京まで帰れるのかいきなり不安になる。まあ慣れれば何とかなるでしょ、と走り続け、登りがあれば下りもあるわけで一碧湖までの急坂でこの日の最高時速60km弱をマーク。道が悪いのでかなりひやひやする。湖畔まで下りでその後またエグい登りをこなし、一度135号線に出てその後旧道を通って伊東駅経由でまた135号線へ。海沿いを走るとキモチイイ。連休二日目の朝の上りなので交通量も少なくいい感じ。でも宇佐見の先の峠が待ち構えている。1.5kmで120mぐらい登る。まだ楽勝。

 

トンネル入ると節電のせいかかなり暗く、サングラスしていると本当に何も見えない。たまにライトをつけずに走っている車からは私のことが見えるのだろうかと不安になる。だが交通量が少ない上に休日でトラックが走っていないので、怖い目に遭わずに済んだ。

 

1時間走って熱中症対策で休憩。水分補給。でも特段問題なし。伊豆多賀の坂は2kmで90m登るが、宇佐見よりは大分まし。しかしそこから熱海までは下りで脚を休める。熱海からの登りがかなりきつい。さっきまでは海岸の横を通っていたのに、振り返ると18階ぐらいある後楽園ホテルよりも高いところを走っている。それもブラインドコーナーが連続する登りで、いつ終わるか分からないという精神的にキビシイ道。

 

ジロ・デ・イタリアが始まったが、毎日あんなにバイクで山ばかり登っている人たちはやはりかなりのヘンタイだ。スキー以上に位置エネルギーの無駄遣いをしている。いい大人が公園の滑り台を登っては滑り、登っては滑り、とやっていたら相当ヤバイ感じだと思うのだが、それの大規模バージョンといってもやぶさかではないのではないか。

 

苦あれば楽あり、で湯河原まで下る道もかなりスピードが出る。反対から来る人たちは相当きつそうだ。真鶴でスタートから40km、オリンピックディスタンスの距離。休憩したせいで1時間半かかった。でも脚はまだまだ余裕があり、ここから10km走れと言われても全く問題ない。でも私はこれから80km以上バイクで行かなければならないのだ。

 

真鶴からまた登り。クルマで走ると、街は海の近くにあり、街から街の間には峠がある、ということを忘れているが、自転車だと思い知らされる。坂道を登り終わり、相模湾を一望すると三浦半島がよく見えた。そこから下ると西湘バイパス石橋入口で、ほい来た小田原。135号線に別れを告げて1号線へ。

 

国府津で二度目の休憩。55km、2時間ちょっと。コンビニでエナジーゼリーとクエン酸補給のオレンジジュース。日焼け止めを塗ってこなかったので腕と顔が赤くなり始めている。小田原からは先週も走ったので、勝手が分かっていて走りやすい。比較的平坦なので踏んでいく。二宮から134号線に行こうか、そのまま直進して1号線で行こうか一瞬悩んだが、先週行かなかった1号線を走ることに。

 

10歳まで育った茅ヶ崎はやはり懐かしい。小学校で工場見学に行った牛乳工場を見て懐かしくなったり、昔連れてきて貰った鰻屋が喫茶店に変わっていることに気づいたり、越前祭りののぼりがはためいていてそういえば5月になると越前祭りで、7月は浜降祭があったなあ、などと止めどなく記憶がよみがえる。

 

藤沢バイパスはほとんど歩道といったものがなく、横浜市との境まで隣をビュンビュン飛ばしていくクルマに神経を使いながら延々と続く登り坂を踏んでいく。自転車通行禁止かググって調べてみたら、どうやら通行禁止ではない模様。でもほんの数十センチ隣を時速60kmを超えるスピードでクルマががんがん抜いていくようなところで、なおかつ藤沢側からは登りなのでふらつきやすく、よい子は通らない方がいいだろう。

 

藤沢バイパス終わると戸塚。なんちゃって箱根駅伝で来た記憶も新しい。戸塚駅へと下っていって愕然としたのは、戸塚駅名物の大踏切がなくなっていたこと。バイパスは自転車通れないので大踏切渡ろうとしたら、そもそも踏切ないので線路を越えられない。しばらくウロウロしてたら、ママチャリがエレベーター乗ってペデストリアンデッキへ上がっていく。結構びっくり。バイクのジャージ着てフル装備でエレベーター乗っている自分を鏡で見て照れる。

 

正午を過ぎて腹が減ってたまらず、100km越えした後の保土ヶ谷駅近くの牛丼屋でカレーと牛丼の合い盛りを平らげる。髪の毛がヘルメットと汗でぺたんこになっていて、疲れたオヤジ感満載なので申し訳なく。でも食べたら元気が湧いてきた。五反田まであと20km、と出るとやる気も出るというものだ。

 

横浜駅から第一京浜に行こうか、そのまま第二京浜を行こうか再び悩むが、第一景品はよく走るので1号線を行くことにした。だが1号線は路面も荒れていて、思った以上にアップダウンがあるので失敗チョイス。もう脚が残っておらず、馬込坂の途中でヘッドフォンしたマウンテンバイクの兄ちゃんに追い抜かされて悔しい。こっちは伊豆から走ってきてるのに、と言いたいけど言えない。

 

結局ネットタイム5時間20分弱で133kmを走破、平均時速25kmちょっと。常滑のバイク90kmに向けて自信が付いた。走り終わった後フラフラになったわけでもなく、余力を残してのゴール。本当は時速30kmペースで走れればいいのだが、まだ精進が足りない。

 

家で長風呂で疲れを癒し、下北沢のDr.ストレッチで90分みっちりメインテナンス。首がバキバキに張っていること、股関節が非常に硬いことを指摘され、とりあえず「そうですよね~」と相づちを打つが、「いやいや分かってるんでわざわざ来たんですけれど」と思う。その後散歩してたらイイ感じの居酒屋「りゅう」という店を見つけた。低カロリー高タンパクのつまみとともにハイボールとコップ酒2杯飲んだら疲れもあっヘベレケに。しかしその後、海外から一時帰国中のセンパイから連絡があり、そのセンパイの弟と3人でなぜか11時過ぎまで歌舞伎町のコアなヘビメタバーでヘッドバンギングしていたので、せっかくストレッチして貰った首が残念なことになりましたとさ。

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本日のトレーニング 133.36km  5:18:42  25.11km/h  3278kcal

 

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東京湾岸方面 吹上湯

今年の初戦が月末に近づき、皆様にお見せしても恥ずかしくない脚にするために剃毛しようとしたらカミソリが目詰まりしてなかなか上手く行かず、イライラが募るあまり思わずジャングルファイヤー(注:シーブリーズなどの引火性の液体を体毛が生えた部位にすりこみ、ライターなどで火をつけるという芸)で一気に燃やしてしまえ、と思ったが流石に「それはない」と思いとどまった今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

GWを前に、比較的仕事も静かだったことから、まだ明るいうちに走り始め、八重洲通りを海に向かって佃島へ。珍しく日のある時間に走っているので、大好きな東京をRevisitする観光モード。中央大橋

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春海橋から建設中のタワーマンションを見ながら運河へ。豊洲もこうやってみると綺麗だ。

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豊洲埠頭を右手に見ながら走るうちに、日も暮れてきた。築地市場の移転先なのだろうか、大きな建物が沢山建てられている。緩やかにカーブを描いてお台場に向かうが、レインボーブリッジが近づいてくる。

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ポッドキャストで「安住紳一郎の日曜天国」を聴きながら走っていると、走りながら声を上げて笑ってしまって不審の目で見られることがあって困る。でもオススメします、日曜天国。

 

有明橋を渡り、お台場海浜公園を通ると周りが真っ暗なので波が明るく光ってとても綺麗だ。でも私はそこでも日曜天国の「靖国神社に桜の開花を確認しに来る気象庁職員を張り込む」回を聴いて笑いを堪えていたのだが。

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しばらく走るとレインボーブリッジの遊歩道へ。よく考えると芝浦方面から来たことはあっても台場方面から走るのは初めて。こちらからはずっと上りなのだ。

ここから見る風景は大好きだ。

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芝浦アンカレッジに着いた後、どこの銭湯に行くか考えていなかったことに気づき、いつも大変お世話になっている東京都浴場組合のHPを調べる。昔より洒落乙なHPになったけど、今ひとつ重くてiPhoneで検索するともっさりしてて残念な感じ。

 

結局気になっていた旧東海道品川宿、というか北品川になる吹上湯へ。引き戸を引くと、カウンター式の番台に20代と思しき若い女性が座っていてちょっとびっくりする。小さな銭湯で、湯船に3人入ったら4人目の人はかなり恐縮しないとお湯に入れないぐらい。ペンキ絵はなく、タイル絵のみ。

 

湯が熱い上、身体も熱いので長湯せずにさくっと終了。

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金曜日なのに北品川は閑散としていた。風呂上がりにどこで一杯飲もうか悩み、彷徨った挙げ句中華料理屋で黒酢の酢豚と汁なし担々麺を食べながらハイボール2杯。ハイボール薄いなあ、と思いながら飲んでいたら、やはり運動後なのでしっかり酔いが回ってくる。そのまま帰宅しても良かったのだが、まだ9時だったのでもう一軒寄ってしまい、帰宅はほぼ真夜中だった。

 

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 本日のトレーニング 14.53km 1:29:29 6:09/km  1103kcal

 

 

 

赤羽方面 みどり湯から八起

最近たくさんトレーニングしていることを言い訳に、溢れ出る食欲を抑えきれずボリュームたっぷりのステーキランチをさらにライス大盛りカレーがけにしてしまい、これはヤバいと反省して食後にウォーキングしていたら道端で某有名店の限定販売のシュークリーム売っているのを見つけて脊髄反射的に買ってしまい、そそくさと会社に帰ってアシスタントと一緒に美味しくもぐもぐ頂いていたらふと「何やってんだオレ」とようやく気付いた今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

よくよく考えるとそもそも私が運動を始めたのは美味いものを罪悪感を持たずに好きなだけ食べられるように、という理由だったわけで、食べ過ぎたら走ればいいんだ!ということで仕事の後ランニング。

 

大手町から外堀通りを北上、不忍池から不忍通り。トレランバッグ背負ったサラリーマンのランニング帰宅っぽい人と一緒に走る。不忍通りまで来ると人が少なくなって走りやすい。千駄木2丁目の交差点を左折して根津神社前。つつじ祭りやっているようで屋台が沢山あったが、午後7時だったこともあり静まり返っていた。きつ目の坂を上り切り、本郷通りをさらに北上。六義園とか古河庭園とかあって昼間走れば緑が眩しいのだろうが、残念ながら夜はつまらない。しかし走っているとどこからともなくハゴロモジャスミンのいい香りが漂ってきて、初夏が近いことを改めて感じさせられる。

 

その後北本通りをさらに赤羽に向かう。王子駅前を通って堀江敏幸「いつか王子駅で」 を読んだことを思い出した。何気ない日常を淡々と綴っていく、ストーリーとも言えないような話が多い文章が好きで彼の本はよく読んだ。

 

そして某家具量販店の前を通る。社長が日経新聞の「私の履歴書」を執筆中のところ。本人は武勇伝をみんなに披露できて楽しいのかもしれないが、広報とか人事とかコンプライアンスといった「なかのひと」たちは気が気でないだろう。毎日「ここに突っ込まれたらなかのひとは対外的に何て釈明するのかな」と想像しながら読んでいると楽しい。

 

赤羽に近づき、北本通りから駅の方に入ってお目当ての銭湯「赤羽ゆートピア」を目指してランニング終了。クールダウンしながらゆートピアに着いたら、なんと定休日。仕方がないので比較的近くにある「みどり湯」に急遽ターゲット変更。

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みどり湯はかなり新しい、イマドキな感じの洒落乙銭湯。ご主人が食い入るように巨人中日戦のテレビを観ていて、やはりここはダウンタウン東京なのだな、と思い知らされる。風呂上がって9回表で4-0で巨人が勝っているところから中日の攻撃ワンアウト1、3塁になったところでピッチャー交代、となったときに彼の目にかなりの怒りの色が浮かんでいたので話しかけることができなかった。

 

サクッと体洗ってストレッチして出てきて9時前。お目当ての居酒屋、「まるます家」は9時半までなので、慌てて駅を目指す。

 

赤羽は東北方面からの東京の玄関口で、戦後すぐ東北から持ち込まれて没収された闇物資が横流しされて闇市が立っていたので栄えたらしい。初めて来たのだが、祝日前の夜ということもあってか街が大賑わいなので驚く。30代のサラリーマンやOLさんみたいな人たちが店の中でも、店の外のテーブルでもガンガン飲んでいる。なんか香港の猥雑な屋台が並ぶ一帯のようだ。

 

残念ながらまるます家はオーダーストップだったので、どこか別の店に入ろうとウロウロしたのだが、一人なのにどこも満席で全然入れない。どれだけ大人気なんだ赤羽。居酒屋の聖地は京成立石かと思っていたが、闇市の残り具合といい、人の多さといい、赤羽の圧勝。

 

彷徨った挙句、何がOKなのかよく分からないOK横丁の居酒屋がいい感じだった上、カウンターがひと席だけ空いていたのでふらっと入ってみた。「八起」という店で、どうやら老舗の有名店らしい。まずハイボール頼んだら、ピートが効いていたので驚く。白州でもない味。どのウイスキー使っているのか気になりつつ、ツブ貝刺し、マグロぬた、イカ納豆、豚のネギマを注文。モツ焼きの店なのだが、昼に食べ過ぎたのでちょっとカロリー低めのものを攻める。どれもだいたい4、500円ぐらい。どれもちゃんと作っていたので悪くない。二杯目のハイボール頼んで立ち上がって何のウイスキー使っているのか見たら、ジョニ赤だった。国産ウイスキーじゃないのをハイボールに使っている居酒屋は珍しい。

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風呂上がりに居酒屋で飲み食いするのは楽しいのだが、唯一の欠点は綺麗に洗ったばかりの身体にタバコの煙が染み込むこと。こればかりは仕方がないのだが。

 

長居をするのも無粋なのでさっと食べてさっと飲んで席を立つ。お会計は2600円。センベロ、とはいかなかった。

 

埼京線で新宿に出て、いつもの地元の飲み屋で一人二次会でまたウイスキー飲んだ後に、腕のいいタイマッサージ屋で硬くなっていた身体をほぐしてもらった。肘で肩をぐりぐりされるとあまりの痛さで気分が悪くなって吐きそうになった。こんな体験初めて。帰宅すると1時前で、自業自得だが長い一日だった。

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本日のトレーニング 12.50km 1:08:33 5:29/km 935kcal

 

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湘南オーシャンスイムからの小田原バイク

最近白髪が増えたのは年相応でいいとして、鼻の穴の中の白髪の鼻毛がえらく目立つことに気がついて、危ない!飛び出し注意!って感じで43にもなって自意識過剰な今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

今日は日曜日だが早起きをして湘南オーシャンスイムシリーズ2015の初戦に参加してきた。1500mの部にエントリー。って書くと偉そうだが、私にとってはニガテのオーシャンスイムの練習。前の晩からウェットスーツやゴーグルその他のオーシャンスイムの道具と、その後バイク練習が出来るよう支度を調える、という遠足前の子どものような状態。でも40過ぎたオヤジは興奮して眠れない、なんてことはなく爆睡ですよ。

 

バイクをクルマに積み込み首都高湾岸線から横浜横須賀道路、逗子新道を通って134号線を走り、材木座海岸の駐車場に8時に到着。ウェットスーツを着込んで海に出るが、4月というのに日差しが強くて正直暑い。しばらくこのままでいると体力が消耗するレベル。

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材木座海岸が会場だとは聞いていたが、結構広い海岸なのにどこが集合場所か聞き忘れていてちょっと焦ったが問題なく受付終了。申し込んだ時点でインターネットでのエントリー終了が過ぎていたが「直接来てもらって結構です」ということでお言葉に甘える。

 

500m、1500m、3000mと6000m、という種目だが、6km泳げる日が来るのはいつのことだろう。でもその前に1500m海で泳ぐのは今年初めてなので、若干緊張する。が、スタッフの連れてきた子どもの笑い声を聞いているうちにリラックス。

 

スタート前に海で試泳してみる。事前に調べたら16度ぐらいとのことだったが、思ったほど冷たくない。この時期は湘南の海とはいえ若干透明度がある。といってものばした自分の手先が見えるか見えないか、ぐらいだが。

 

時間が来て競技説明が始まる。スタート地点と250m地点、500m地点の3カ所にブイがあり、500m先のブイまで往復してから250m先のブイまで往復する1500m。実測水温は13度とのこと。おいおい。でも波もあまりなく、潮もきつくない言い訳のないコンディション。

 

スタートは一応9時ということだったが、いい感じにゆるーい大会で、9時15分ぐらいにスタート。遠浅なので足が着いたまま結構進んでいってから入水。今回はこれまでのプールでの練習の成果を出せるのではないかと気負っていた反面、今年初めてのオーシャンスイム1500mということで体力を温存しながら様子見したほうがいいのでは、とも思い、結果からすると後者のチキンハートが勝ってしまいました。

 

最初の泳ぎ出しのペースが遅かったのでペースが上がらないまま、ヘッドアップスイムが上手く行かずにブイに向かって真っ直ぐ進めずロスする、という展開。別に息が上がるとか、泳いでいてしんどくて止めたくなる、とかいうのは全然なく、自分の泳ぐ方向が今ひとつ定まらず、結果として時間が掛かってしまっていることに泳ぎながらイライラする状態が続く。沖に向かって泳いでいるときは稲村ヶ崎を右側のブレスの時に見ながら泳げるのでまだましなのだが、岸に戻るときは右側には水平線しか見えずに息継ぎの時に見える光景で方向を修正することが出来ず、苦労した。

 

結局お恥ずかしながら1500m泳ぐのに45分ちょっと掛かってしまいましたよ。っていうか練習しているのに昔より退化してるじゃん。毎週教わっている伊東センセイにも申し訳ないわ。ウェットスーツ着て海を泳ぐのは、本当にプールで泳ぐのと訳が違って困る。私だけかも知れないが。

 

でも変な話だが、6月の常滑で2km泳いでも時間さえ掛かることを気にしなければ全く問題ないだろうな、ということが分かった。フラフラになったわけでもないので。仕方がないので材木座駐車場まで戻ってバイクに乗り換えて小田原を目指す。片道40km。

 

ケイデンスを毎分60回転後半から70回転前半に保ちながら気持ちよく走る。鎌倉高校の辺りが工事していて走りにくかったが、それ以外はスムースに134号線を行く。バイクの練習をしている人も多く、目の前に目標があると頑張れていい。鵠沼海岸まで出ると、なんちゃって箱根駅伝でおなじみのコース。スイム後だが特段脚にダメージなし。っていうかもっとスイム頑張れば良かった。

 

結局40km弱を1時間24分ほど、平均時速28kmちょっとで小田原に着き、正午頃だったので鮨を食べて折り返すことに。あんまりゆっくりも出来ないので、「小田原 寿司」でググって一発目に出てきた天史朗鮨、という小田原駅西口すぐの店に行くことに。

 

自転車乗る格好で鮨屋に入るのは気が引ける。髪の毛はヘルメットでぺちゃんこ、もしかすると超汗臭いかも知れず。ごめんね、と思いながらのれんをくぐる。よく見るとのれんは「天史朗鮨」ではなく「天史朗、鮨」となっていてなんか「モーニング娘。」とか「藤岡弘、」みたいだ。

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店に入るとテレビでのど自慢をやっていた。久しぶりに見る。というか背中でテレビがついているのを板前さんがチラ見するから気になって仕方がない。合格?したときのチャイムは昔はあんなに間延びしてなかったのに何だよ、と思いながら地魚鮨を頼む。

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名前を忘れてしまったが巻物の隣の白身がえらく旨かった。スイム1500mとバイク40kmで、この後ラン10kmやればいちおう実践練習、ということなのかも知れないが、靴ないから走れない。ウーロン茶ごくごく飲んで、長居せずに来た道を鎌倉まで。

 

帰りは流し目で走ったのだが、鎌倉まで下っていく感じだったので気持ちよく走れた。しかし江ノ島の手前からの渋滞が酷く、バイクと絡んだりデニーズに入ろうと急に左折するクルマに巻き込まれそうになったりといろいろあってペースが上がらない。その後向かい風に悩まされながら何とかゴール。

 

スイムのタイム以外はスタミナ面など不安が残らず、まずまずいい練習になりました。湘南オーシャンスイムシリーズ2015、アットホームないい大会なのでオススメします。ライフガードの人たちがシーカヤックに乗って泳ぐのを見ていてくれるので、精神的にも安心。オープンウォータースイミングの実践練習したいと思っている方は是非。

 

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本日のスイム 1500m 45分25秒

本日のバイク その1 39.71km 1:24:34 28.18km/h 981kcal

本日のバイク その2 40.25km 1:37:47 24.70km/h 998kcal

 

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三軒茶屋方面 千代の湯

去年の8月に尿酸値がヤバイことになっていて、それから大好きなビールを全く飲まないように自制していたのだが、一昨日行った健康診断で尿酸値が+0.5となっていつでも痛風発作が出ておかしくないと言われて凹んでおりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

運動もあまり尿酸値には良くないのだが、来月末に今年初めてのレースを控えて減量と練習をしなければならない状況。会社の若者が箱根駅伝でランに目覚め、「走りに行きましょうよ」というので仕事帰りに三軒茶屋まで走ることに。

 

皇居を時計回りに逆走し、半蔵門の辺りでは周りが真っ暗なのに国会議事堂がライトアップされていて幻想的に美しい。東京は本当に綺麗だ。東京Love。国会議事堂前の坂を上り、自民党前から246に出て、赤坂見附からまた坂を登る。そして人の多い表参道を抜けて宮益坂を下り、ハチ公交差点から道玄坂を上がってまた246へ。池尻まで下った後、だらだらとした上り坂を三軒茶屋へ。会社から12km弱、1時間。悪くない。

 

世田谷通りと246に挟まれた三角地帯に、超レトロな銭湯「千代の湯」があると聞いたので銭湯マニアの好事家としては行かないわけにはいかない。しかしマジで驚いた。そもそも246沿いから千代の湯に向かうのだが、ただの空き地みたいなところをあたかも不法侵入するように入っていくのだ。そして入り口はこんな感じ。

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パレードコーヒーと書かれた自動販売機がお出迎え。そもそもパレードコーヒーって何だよ。

そして千代の湯が姿を現す。フカキョンのポスターが貼られた大塚製薬の自動販売機以外、昭和で時間が止まっている。

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靴箱はいつも縁起を担いでぞろ目を選ぶ。今日は55番。番台には小さなおばあちゃんが座っていた。ロッカーも7番をチョイス。比較的小さな男湯は、4人も入れば結構圧迫感のありそうな浴槽に紫色のお湯が張られていた。東京の銭湯としてはそれほど熱くないのでランニング後にピッタリ。ペンキ絵でお約束の富士山。洗い場の壁にはタイルのモザイク絵があって、そちらの方が風情があった。

 

風呂上がりにオロナミンCを飲み、さらに昭和の雰囲気を味わう。千代の湯から246側に出て行く通路はこんな感じ。何とも言えない。

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三軒茶屋の三角地帯は闇市の名残を色濃くとどめている。

走った後にそれはない、と思いながらも三軒茶屋の名店「赤鬼」へ。会社の若者が食べログ見て三茶で一番点数高かった店を予約しました、とのこと。日本酒マニアで知らない人はいない、という店だが、走った後に日本酒ってのはなかなかキビシイ。でも松の寿とか頂いたら本当に旨くてたまげました。刺身も旨かったし最後に頂いた塩おにぎりも驚愕の旨さ。若者が調子に乗って「おばあちゃんが握ったおにぎりの味がしますよ」と店の人に言ったら、握っていたのはなんと28歳の兄ちゃんだった。

 

やはり走った後の日本酒は危険な飲み物で、三軒茶屋からあざみ野まで帰ろうとした同僚は寝過ごして青葉台だか中央林間だかまで行ってしまったと翌朝報告を受けた。そして渋谷まで二駅乗って家に帰ろうとした別の若者は半蔵門まで行って目覚めたとのこと。みんなバカなんじゃないの。

 

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本日のトレーニング 11.22km 1:04:22 5:44/km 864kcal

 

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荒川サイクリングロードで死す

土曜の朝目覚めて天気が良かったので、常滑の90kmバイクに備えて秋ヶ瀬公園へ。自走で行ったことは何度もあるが、今回はクルマにバイクを積んで出掛けることに。

 

年末にステーションワゴンに乗り換えたが、その理由の一つが危険な都内を自転車で自走しなくてよくなる、というものだった。後部座席をワンタッチで倒してひょいと自転車を積み込み出発できて、 首都高S5を気持ちよく浦和南まで走れば着いてしまう。これで山手通り走ってトラックやアルファードなどに煽られなくて済む。

 

美しい春の日にありがちな、気温も湿度も微妙に低くて日陰だと肌寒いが日なただと暑い、という天候。でも風が思った以上に強い。

 

秋ヶ瀬はサイクリングをする人たちのメッカなだけあって、ツワモノもかなり走っているのでトレーニングには最適だ。たまにものすごい勢いでトライアスリートにぶち抜かれたりすることがあり、そんなときは自分がどれだけヘタレなのかよく分かる。また北上するときの道が若干わかりにくいが、多くの仲間が走っていると心強い。

 

秋ヶ瀬より北は道幅はそれほど広くない。ところによっては菜の花がサイクリングロードにせり出してきて、1台走るのがギリギリというところも。走っていると脚に花粉を一杯くっつけたミツバチがグローブにとまって、春が来たことを改めて嬉しく思った。

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今バイクで走るときに意識しているのが、ハンドルに体重を掛けすぎないこと。というのも骨盤が前傾して上体が倒れてしまって体幹の筋肉が使えず、というダメな状態が起きているときに結果としてハンドルに体重が掛かってしまうからだ。そしてそのような状態になると上半身に体重が乗り肩甲骨の周りが痛くなって、ランの時に腕が振れなくなる、ということにつながってしまう。

サドルの上で骨盤を立てて、腹筋などのインナーマッスルを使ってペダルを回転させるイメージでバイクを漕ぐ。腹筋運動をしている感じを意識する。そしてハンドルはあくまでも手を添えているだけで、体重を掛けない。本当はずっと下ハンドルを軽く握っていられればいいのだが、そこまでまだ背筋が鍛えられていないのだ、残念ながら。

 

今日は体幹を意識したせいか結構いいスピードが出て、ギアを重くしてもがんがん踏んでいかれる。1時間走って平均時速は30km超え。オレも上手くなったかも、と一人うぬぼれていたら、帰りに思い知らされることになった。

 

吉見運動公園管理棟までで30km。本番が90kmなのを考えるともう少し遠くに行ってもいいかな、と思ったが、今日は抑えめにしておこうかと思い折り返す。すると、行きにはあまり感じられなかった風に思いっきり苦しめられることとなった。

 

道理ですれ違う人たちがみんな辛そうな顔をしていたわけだ。というか正直晴れた日でここまで風が強い日も珍しい、というぐらいの強風。踏んでも踏んでも前に進まない。そして川べりは風除け全くなしの完全吹きさらし。トライアスロンの練習なのでドラフティングしても仕方ないし、そもそも気がついたら周りに人は全然いなくなっていた。宮古島佐渡で走ればこれぐらいの風の中を6時間以上走らなければならないこと(+それが終わるとフルマラソンを走らなければならないこと)を考えると、自分がフルアイアンマンを戦う日が来るとは想像できない。

 

結局行きはよいよい帰りは怖い、というのを実感させられ、疲労困憊となって秋ヶ瀬に戻ってきた。調子に乗って片道45kmとか行っていなくて正解だった。どれぐらい帰りが遅かったのかをRunkeeperで確かめたかったのだが、残念ながら往路しか記録が残っていなくて残念だった。まだまだ実力不足なのを思い知らされ、しばらく練習しなければと思いを新たにした。 

 

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距離30.48km 時間1:00:09 平均時速30.40km/h 消費カロリー709kcal (往路のみ)

 

 

石垣島トライアスロンまでもう少し

今回も長文かつオチがない話なので、時給が高い方は機会損失が多いかも知れません、悪しからず。

 

石垣島トライアスロンまであと6週間。しかし3月頭のフルマラソンから膝の裏の痛みがなかなか取れず。3月末のなんちゃって箱根駅伝では、毎年走っている4区でまさかの熱中症による途中リタイア。5人で走ればいいというルールなので、3区までを走った友人たちが代わりに走ってくれたので何とかタスキは繋がったのだが、当然気分は冴えない。体重も史上最高値圏内にはりついている。大好きなウイスキーをトライアスロンと両立させるのがどんどん難しくなってきている。つまるところ、もういい歳なのかもしれない。

 

今年は初めてのミドルディスタンス出場が目標。石垣島が5月24日開催で、その2週間後に常滑での70.3。常滑の6万5千円くらいのエントリーフィーってちょっと高いと思うのだが、常滑市ふるさと納税すればエントリーフィー免除になることを発見。とりあえず無料エントリーするために必要な納税証明書の到着待ち。速く届いてくれないと、エントリー締切になってしまうかも。

だったらとりあえず先に申し込んで、納税証明書を後から送ればいい、と思ったあなた、それは正しい。でも石垣島終わった後で常滑の出場を見送るかも、と少し弱気になっているのだ。つまり、6万5千円払ってキャンセルしたら凄く損した気分かも知れないが、いずれにしても払わなければならない税金をふるさと納税して、ただでエントリーしておいた方がキャンセルしたときのダメージが少ない、と心のどこかで考えている、というわけだ。

というと気合いの入った方々には鼻で笑われるかもしれない。が、ミドルディスタンスへの初チャレンジに石垣島からの2週間のインターバルで十分なのか、正直今ひとつ自信がない。昨年同じインターバルで宮崎シーガイア→天草と連戦したら、天草で大変な思いをしたし。最近歳取ったことを実感させられるし。

 ところで「常滑はバイクを送らなくてもクルマで行かれるから便利だよ」、とトライアスロンの大先輩から最近教わった。「東名で5時間ぐらい走れば着くから楽勝だよ」、とのこと。確かにそうかもしれないが、レース後消耗したオレは高速を5時間運転できるのだろうか、ちょっと不安。昨年末に買ったステーションワゴンは超イマドキで、ほとんど自動運転が可能なのだが、余計居眠り運転してしまいそうだ。一応10秒以上ハンドルに入力がないと警告してくれるはずのだが、じつはそれほどしょっちゅう警告してくれないので。

 

いずれにせよ、レースの準備のためのトレーニングを頑張ることにする。そこも含めて私にとっての「トライアスロン」なのだから。そもそもトライアスロン始めたのはあくまでもストレス解消の「手段」としてなのだから、それがストレスになっても仕方がない。これまで出来なかったことを達成することで、あるいはそれに向かって努力を怠らない自分を確認することで気持ちをすっきりさせようと思って始めたのだった。それを忘れないようにしないと。

 

でもそのほかのストレス解消の手段は、ムスメと遊ぶこととウイスキー飲むことで、この二つは一応両立しなくはないのだが、トライアスロンとこの二つを両立させるのはなかなかキビシイ。

 

 

 

与論島でスイム練習

ムスメが小学生になって初めての春休み。少しだけ休みを頂いて与論島へ。鹿児島県。でも沖縄本島はすぐ。

鹿児島から1時間半強、小さな飛行機に揺られる。朝8時に東京を出て、昼過ぎにはこんなところにいられるなんて。

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上の写真は百合が浜。波の気まぐれで海のど真ん中に砂浜が現れる。どこまでも青い海。

気温は18度程度だが風が強く、体感温度は10度台前半。でも海水温は21度ぐらいあり、海の方が温かい。

宿から歩いて行かれる距離にある与論島B&G海洋センターにて、嫁とムスメはシーカヤックを、私はその横でウエットスーツ着てスイムの練習。

リーフの内側は波も弱く、安心して遊んでいられるが、外に近づくにつれて沖合に流されるので気をつけるようにと注意を受ける。

久々のオーシャンスイム。黄色いキャップをかぶり、海に入る。暑くもなく寒くもなく、絶好のスイム日和。久しぶりなのに恐怖感は全くなくいい感じ。潮の流れに乗ってみたり、逆らってみたり、色々試せて面白かった。

5月24日の石垣島もおそらくこんな感じだろう。それなりに温かい海で、透明度が高く、潮の流れが少し強い感じ。人混みさえ何とかなれば、落ち着いた気持ちで泳げそうだ。

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与論島は戦後米軍統治下に置かれたが、沖縄と違って基地負担は逃れた。そのために補助金的な本土からのお金の流入がなく、いい意味で手つかずの自然が残っている。私も嫁も買い物には興味がないので、むしろ何もないぐらいでちょうど良い。

行きは鹿児島から与論島入りしたが、帰りは那覇へ空路で。今度は35分の空の旅。実は沖縄本島はトランジットを除けば初めての訪問。

 

「世界一危険な飛行場」というのがどの程度のものなのか、実際に自分の目で確かめたく、普天間飛行場を見に行った。まず宜野湾市役所の基地渉外課にお邪魔し、そこのベランダから滑走路を眺め、その後嘉数高台公園へ。オスプレイの編隊がお出迎え。

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そしてもう一つの巨大基地、嘉手納も訪問。実物を見ずに、マスコミから刷り込まれたイメージだけで語る人にはなりたくなかったので。

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嘉手納マリーナの米軍保養施設シーサイド・インで遅い昼食をとり、1万円を払ったら41ドル50セントのお釣りが来て、改めてこの国のかたちを思った。

 

今シーズン初レースの前のオープンウォータースイミング

最後に海で泳いだのはいつだろう。もしかすると去年の天草のレース?最初に出た石垣のレースが実質初のオープンウォータースイミングなのにもかかわらず、潮の流れがきつすぎて泳いでも泳いでも前に進まなかった悲しい経験を持つ私は、海で平常心で泳げるか、いつもつい不安になってしまうのだ。

上手く行くと5月末が今年最初のレース。それまでには場数を踏んでおきたい、と思っていたら、5月2日にオーシャンナビ主催で西伊豆でOWS合宿があるという。

場所は一昨年の6月に1500mのレースに出場したときと同じ松崎の岩地海岸。リンク先の写真見て頂ければお分かりになるように、遠浅で静かな、透明度の高い海。うねりも波もあまりなく、あの時は本当に泳ぎやすかった。あそこなら今シーズンの開幕を心安らかに迎えられそうだ。最近体重が最高値圏に張り付いたままなので、レース本番になって初めてウエットスーツがデブってて着られないという事実に気づく、などという惨事を招かないためにも、参加しなきゃ。2年前に作ったスーツのアームホールがきつくなり裏地がすり切れてしまったぐらいなので、もしかするとマジで腕が回らないかも知れない。

 

でも問題は5月2日というタイミング。今年の超大型連休のど真ん中に、「一人で1泊合宿行ってくるわ~」と家族に告げるのもなかなかキビシイ。まあ私の場合は有り難いことに実家が西伊豆からそれほど遠くないので、「おまいら実家で遊んどれ」ということは出来るかも知れない。

 

今年からトライアスロン始められる方は、是非一度本番前にオープンウォーターで泳いでおいてください。私は石垣での初レースの前日にスイムキャップ持たずに初めて試泳したら、前髪に視界を遮られた上にプールとのあまりのギャップにパニックになりかけましたよ。透明度の高い静かな海だと真っ直ぐ進む方向が見えるので気楽です。

 

岩地海岸の周りはコンビニがないので、飲み物食べ物は事前に用意しておくことをお勧めします。現地で私を見かけても、遠巻きに生暖かい目で見守って頂けるようお願いいたします。