自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

6月のオープンウォーターの練習まとめ

御宿での記録会の帰りに、練習中にバディになった方と話していて。

「水に対して恐怖心なんか持たなくていいんですよ。脚つったところでどうかなるわけでもないし。だって脚使って泳いでますか?使ってないですよね。使ってないもの使えなくなっても困りませんよね?ウェットスーツで浮くわけだし」

ああ、なるほどね。そう考えればいいのか。

そう聞くとかなり気持ちが楽になった。

 

西伊豆のレースの時も、御宿の練習の時も、一番初めに言われたのが「レースの最初で頑張りすぎるな」。

「どうせウェットスーツでカラダは浮くんだから大丈夫」、などと言われてトライアスロンに引きずりこまれた初心者がオープンウォーターに出ると当然緊張する。緊張して周りの雰囲気に飲み込まれ、泳ぎはじめのペースがオーバーペースとなりがち。

オーバーペースのせいですぐに息苦しくなって呼吸をするものの、ペースが上がりすぎて呼吸量が足りず、それでまた慌てて呼吸をしようとするとそのためにさらに体力を消耗してさらに息苦しくなり、という悪循環になって溺れるので気をつけろ、ということだそうだ。

そんなの聞くとびびっちゃってタイム向上の気持ちがくじかれるじゃん。マラソンと一緒で、最初はいつもの自分のペースよりも速めに行かないと、その後のペースが甘くなるので泳ぎ始めは勢いよく行きたいんだけど。

結局その言葉を聞いたせいも幾分か影響し、オープンウォーターへの恐怖心をスイム開始直前に再び呼び起こされて挑んだ6月8日の西伊豆の松崎での1500mレースは惨敗。45分6秒。

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松崎は海の透明度が本当に高く、波もほとんどなく、最高のコンディションだったのでここで結果が出せなかったことでかなり凹んだ。まあほとんど初めての海でのスイムでパニックになりかけながら泳ぎ切った最初のトライアスロンが54分もかかったので、そこからしたら大進歩、なのかも知れないが。

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6月15日の御宿のオーシャンスイムスクールではヘッドアップとブイの回り方、真っ直ぐ泳ぐ方法を教えていただいた。

ヘッドアップの正しいやり方は、息継ぎし終わって次に反対側の手をかく際に水を捕まえた力の反動で顔を出す、というやり方。字で書くと簡単そうだが実際にやると結構難しい。目標物にただ向かうのではなく、目標物とその延長線上のランドマーク的なものを常に一直線上に置きながら泳がないとあらぬ方向に泳いで行ってしまう、という当然のことを教えていただく。

ブイの回り方はためになった。反時計回りにブイを回るときは左手を前方に差し出したまま右手だけでクロールするとキレイに回れる。とはいえブイの回りって混み合って蹴られたりして泳ぎにくいことこの上ないのだけれど。

午後からの記録会では波のない漁港内に移動し、1500m泳いだ。週に一度のインドアでのプライベートレッスン中に気づきがあり、親指から入水してキャッチした後プルする際に内旋をしっかりイメージできれば水をつかんで離さない、ということが分かったので、それを試したところ37分38秒と大きく改善。

トライアスロンの52分29秒というのは半分パニックだったせいもあるが、その後45分6秒、37分38秒と着実に向上してきていて嬉しい。

 

そして6月22日の平塚のベルマーレオーシャンスイムスクール

台風の影響があるのでは?と思いつつ平塚を目指す。東名空いていれば厚木ICから南下すればそんなに遠くない。平塚ビーチパークがよく整備されていて驚く。こちらは割と前置きなくがんがん泳ぐので、本当の初心者はちょっとびびってしまうかも。私も慣れてきたので平気だったが、大潮のせいもあってか足の着くところで気持ちと体を慣らす、というのではなくて、いきなり「はい、あそこのブイまで泳いでいって大の字になって浮かんで潮の流れを見てください」とかから始まる。

今回は真っ直ぐ泳ぐレッスン。50ストローク前方確認しないまま泳いで、自分がどちらに曲がっていくか、というのを体験。いつも泳いでいてやたらと人が右からぶつかってくる、というのは自分が右に曲がって泳いでいるから、ということらしい。

7人等間隔で沖に向かってよーいドン、で泳ぎ始めるのだけれど左右に分かれて進んでいく人とか冗談かと思うほどぐるぐる円を描いて泳ぐ人とか、が一杯いて、みんなで砂浜で爆笑していた。でも人ごとではないのだろうな。

 

というわけで6月はオープンウォーターのトレーニングを楽しみました。水に対する恐怖感も大分払拭されてきたので、後は7月7日の宮崎シーガイアトライアスロンで全力を尽くすのみ。