自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

今シーズン最後のマラソン、勝田マラソンに行ってきたの巻

先日大阪の本町でミックスモダン焼き食べたくなってお好み焼屋さん入ったら、「ランチタイムは単品の注文は時間がかかりますのでランチセットでお願いします」と言われ、関西名物お好み焼き定食、つまりお好み焼きをおかずにご飯とみそ汁食べるというちょっと前まで炭水化物ダイエットしていた頃から考えると信じられない炭水化物オン炭水化物メニュー、というのを四半世紀ぶりぐらいに食べたら、お好み焼きソースと白いご飯の相性が全く悪くなく、一緒に食べた会社の同僚と軽く唸った今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

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今シーズンは横浜、大田原、勝田と3つのマラソンを申し込んでいたが、横浜は台風で中止、大田原は人生初の38㎞地点回収となり敗北。最後の勝負の勝田で何とかサブ4達成。

身体が今一つ動かない中、日和らずに最後まで頑張ったので4時間切れました。体調のせいもありこれまでで一番しんどいマラソンだったので、今回は珍しく自分を誉めようと思います。頑張ったよ俺。

スタート時は雪がところどころ残り気温が低い中陽射しが出始め、風もなく文句のないコンディション。これから42㎞走るという実感がないままに、頭も身体も不思議なふわふわした感覚で走り始めた。オーバーペースで入り過ぎず心拍数を極力セーブすべき、というのが大田原の教訓、目標はサブ4。スタート時にテンション上がり過ぎないよう毎朝飲むコーヒーも飲まず、ずっと炭水化物ダイエットしていたので起床直後餅を4つ入れたぜんざいを食べ、早目のタイミングでたっぷり補給ができるようスポーツようかんやMag-onでウエストポーチをパンパンにして走る。

2万人を超える大会なので最初の1㎞程度は自分のペースで走ることができないぐらいの混雑。何もないなあ勝田。キロ5分台前半で走り続け、極力脈拍を上げないことを目指す。だがすぐに160bpmを超えたまま戻ってこない。仕方ないので前回の失敗は脈拍コントロールではなく補給の問題だったと考えることにした。

人生初マラソンだったかすみがうらマラソンの時も思ったが、茨城の人はものすごい勢いでランナーを応援してくれる。水やチョコレート配ってくれたりする私設エイドの数がめちゃ多くて本当に驚く。ちびっ子も、おじいちゃんおばあちゃんも、おじさんおばさんも、そして若い女の子も結構いて、知り合いの応援だけでなくランナーみんなを応援してくれる。本当にありがたい。足つるのイヤなので梅干しいただいたり、塩飴いただいたり。とても元気が出る。エイドで食べ物いただくと、3回に1度ぐらいは走りながらなので落としてしまうことがあるんだけど、私設エイドで落とすのはなんだか申し訳なくスローダウンしてしまう。すごくワガママなことを言うと、エイドの少し手前に何が置いてあるか分かるよう書いてあるともっと有り難い。初めて見たよ東海第二原発

コースは前半あまりアップダウンがないが、後半徐々に登り降りがはっきりしてきてメンタル削られる。キロ5分前半を保ちながら22㎞まで来たが、そのままのペースで登り坂登ったら心拍180まで達して戻ってこない。そしてちょっと辛くなってきて、30㎞の壁が意外と早く現れたか、と焦るが「最近3時間走やったとき最後の方で経験した辛さと似てて、多分大丈夫」と思い込むことにした。

練習は練習そのものも大事だけど、練習を乗り越えた体験というのも重要なのだなあと改めて思う。仕事で精神的に辛い時でも、睡眠不足で辛い時でも「徳之島であんな死ぬほど暑いなか激坂登ったりできたんだから、大丈夫だよ」と思うと自信が出る。そういう意味でマラソントライアスロンは私も含めた自己肯定感が低い人にとって効用高い。

25㎞過ぎからペースダウンし始めるのが分かる。キロ5分台後半。前半の貯金があるので6分超えるようなことがなければサブ4と分かっているのでここが勝負どころ。補給は10㎞時点でMag-on2個、20㎞手前でMag-on3個、22㎞と25㎞でスポーツようかん1個ずつ。30㎞近づいても脚が攣る予感はしない。汗をかかない天候というのもあるが、やはり早目の補給がいいようだ。

無理やり笑顔を作ると、脳がなんか楽しいことがあったと勘違いするというのは脳科学的に正しいので、辛い中無理やり口角を上げてみる。他人が見たら異様な形相になっているに違いないけど、そんなの気にしている場合ではない。そして自己肯定してドーパミンを分泌させて辛い気持ちをそらす作戦。頑張ってるよ俺、偉いよ俺、ここまで来て凄いじゃん、みんなも凄かったねってきっと言ってくれるよと脳内で連呼して快楽物質を脳内に発散。脚が痛いような気がするけど、それは体を守ろうという本能が脳に偽情報送っているだけだから、本当に痛いわけじゃないから、と自分に言い聞かせる。素面の時に聞くとアホみたいだけど、本当に辛い時にやってみると意外な効果があるのでお試しあれ。32㎞過ぎからずっとやりました。

脚さえ攣らなければ何とかなると思い、時折目をつぶって精神を集中させながら辛さをこらえるもののゴール手前5㎞ぐらいからキロ6分を越えてしまう。だがこのまま行けばサブ4間違いない、ということが計算できなくなっている脳みそでも何とか分かる。身体が最初からスムースに動いた昨年の館山若潮とは全然違う中、俺はよくやってるよ、と改めて誉めながら、でも最後の2、3㎞は心拍が瞬間的ではなくずっと190近くまで跳ね上がっていて体力的にはかなり限界。そこでも日和ることなく、体の末端までひどくじんじんするのを感じながらなんとかゴール。出来上がりはネットで3時間56分6秒。グロスでもサブ4。

あとでデータを見てみると、40㎞地点で最大心拍数208bpmを記録。これはヤバい。最大心拍数の概算は(207ー年齢×0.7)といわれているのに、引き算する前の207を上回っておるではないか。式が正しいとすると私の最大心拍数は175になる。ガチヤバいところまで行っていたようだ。というかレースでの平均心拍数が172なので、ほぼマックスで4時間走っていたことになる。

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それだけ辛い中で最後まで手を抜かず走った自分を誉めてやりたい。昨年1月のサブ4はまぐれじゃなく、体調が良ければ3時間40分台も夢ではないことが分かって個人的には大きなブレイクスルー。次のレースは高水山トレイルラン、そして石垣島高水山は去年死ぬほどつらかったけど日和らず頑張ります。


 

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スポーツようかん、一個で170kcalなのでMag-onの1.4倍のカロリー。食塩0.2g、Mag-onはマグネシウム50㎎。勝田ではMag-onを5ショット前半に摂取、後半はスポーツようかん2個、計940kcal補給。カレー一杯分ぐらいのカロリーを走りながら摂取。デキストリン系のショットは味に飽きが来るのでようかんあると気分が変わってよいです。カフェイン入りも作ってもらえるとありがたい。私のように脚の攣りやすい方は一度攣ったら戻らないので早目早目の補給をお勧めします。

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