自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

村上笹川流れトライアスロン2017に行ってきたの巻 その1

8月末の湘南オーシャンスイム、金曜日の晩に仕事帰りにわざわざ藤沢まで行ってエントリーしたにもかかわらず、腰痛のせいもあってどうもモチベーションが上がらず、このまま出場して何かトラブル発生した時にはトラブルに抗うだけの気力がないかも、大げさだけどもしかしたら死ぬかも、と思って滅多にしないことだけれどレースを回避したら、 大会で事故があったと聞き、もしかしたらその黒い影は実は最初に私にかかっていたかもしれないという気がしてきて、申し訳ないような何とも言えない気分になった今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。やはり勇気あるリタイア、というのも大事だと改めて思います。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、大会関係者の心中を察すると本当にご苦労なことだと思います。

先週末は楽しみにしていた村上笹川流れトライアスロンに参加してきた。が、村上に出発する前にこれでもか、というぐらいトラブル発生。まるで神様が「今回行ったらよくないことが起きるよ」と言って行くのを邪魔してくれているような気がしながらの参加となった。

昨年、一昨年とうちの娘がトライアスロンの前日開催されるちびっ子アクアスロンに参加させていただいており、今年もエントリー。土曜日の10時からのレースに東京から間に合うには前泊しないと厳しいので、金曜日の晩は新潟市内に宿を予約してあった。
それなのに、かかとが痛いから走れなくてキャンセルするという。

直近地元で開催されたちびっ子アクアスロンでまさかの最下位だったことからやる気をなくしたのかこのヘタレが、と思いきや、うちの子は体育の時間を楽しみに学校に行っているぐらいなのにその体育も見学するぐらい痛いらしい。大好きなバレエも休んでいる。そしてアクアスロンの翌週には運動会でリレーの選手に選ばれているので大事をとりたいとのこと。
お父ちゃん的には娘と同じ大会出て、同じ記念Tシャツとか着たいじゃん、という気持ちはあったのだが、流石にかわいそうで金曜日の宿はキャンセル、土曜日の早朝に車で村上を直接目指すことにした。

朝5時過ぎに目覚めて、レースの支度とバイクをクルマに詰め込もうとフロントのホイール外したら、なんと。ホイールのスポークが折れていた。なぜ今なのだ。意味が分からない。

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折れたまま走るわけにもいかず、東京で自転車屋の開くのを待って修理してから400㎞離れた村上に行くのか、あるいはギャンブルでとりあえず現地に行って受付会場にいるメカニックに泣きついて直してもらうか悩む。バイクを買ったなるしまフレンドは12時開店で、1時間で修理できたとしてそこから関越乗って村上行ったら夕方5時の最終の競技説明会にはまず間に合わない。どうしよう、と無い知恵を絞って考えたのが、とりあえず新潟に向かい、新潟市内のバイクショップにて修理ができるかトライし、ダメならそこでホイールお買い上げ、という次善の策。ググってよさげな自転車屋を発見し、車の中から電話して状況を説明し、何とか直してもらえるようお願いすることに。もしかしたらスイムしか出られないかも、と思うと子供のために行く必要もなくなってしまったし、無理せず家で週末のんびりしていてもいいんじゃないの?という悪魔の囁きが。

だがその甘い誘いを振り切って、予定より大幅に遅れて8時過ぎに我が家を出発。すでに関越の渋滞が発生。環七を北上し、高円寺を過ぎたあたりで「あれ、俺ガレージのシャッター閉めてきたっけ?」とふと不安に。いつも無意識のうちにリモコン押してシャッター閉めるのだが、本日は考えることがあまりにあり過ぎたので超無意識でリモコン操作したのか、それとも何もしなかったのか思い出せない。ガレージ全開だともう一台の車とオートバイ、キャンプやゴルフ用品が1泊2日の間無防備な状態になってしまうので流石にまずい。家に再び戻るべきかどうかまた悩む。結局Uターン。家に帰ってみるとしっかりシャッターは閉まっていて、ちゃんと閉めていたことにほっとした方がいいのか、自分のバカさ加減を呪ったらいいのか悩む。往復で50分ほどロスしてしまい再スタートしたのが9時前。関越の渋滞は伸びてしまっていて、さらに運の悪いことに秋の交通安全運動という恐ろしいイベントが開催されており、新潟がどんどん遠ざかっていく気が。ここでも再び心が折れかける。

そして何とかまたもや気を取り直して再びハンドルを握り、関越自動車道で一路新潟へ。新潟のバイクショップに電話してGIANTの純正のホイールのスポークが折れた旨を説明し、とりあえず昼過ぎにそちらに伺いますと連絡。見てみないと分からない、とのこと。そしてやっぱり遠いわ新潟。秋の交通安全運動をものともせず、途中で上り下りそれぞれで覆面パトカーがネズミ捕りやっている横をかなりの勢いで突っ走って1時過ぎに新潟の自転車屋に到着。

店主は一言ホイールを見るなり、「これは修理できないわ、普通のスポークじゃないので」とのこと。仕方がないのでFulcrumの一番安いアルミホイール前後セットを買う羽目に。25000円ぐらいの出費。前だけでいいのに。せつなさが止まらない。娘が回転ずし食べたい、というのに付き合わされ、結局4時過ぎに村上に到着。
f:id:KodomoGinko:20170928220902j:imageホテルはまさにスイム会場目の前。部屋の窓からはスイム折り返しのブイが。5時からの競技説明会の前に試泳しておきたいと思い、慌てて海パンとサンダルはいて砂浜に。
気温は25℃ぐらいだが水温は24℃程度か。ウエットスーツ着なくても気持ちよく泳げるぐらい。そしてクラゲも特におらず、静かできれいないつもの村上の海だった。
サクッと泳いですぐに水から出て、慌ててバイクを組み上げて説明会へ。これも毎年のことなので何だか懐かしくてほっとしてしまう。

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こうして何とか村上まで辿り着き、温泉に入って旨いものを食べて翌朝のレースを待つことに。

翌朝は薄曇りで大した風もなく、絶好のトライアスロン日和。10時8分のウェイブでスタート、試泳が8時から8時45分の間かつホテルとトランジションエリアはバイクで5分もかからないぐらいなので、割とゆったりとした朝を過ごす。6時45分からホテルの朝食を食べ、ゆっくり支度すると7時半。8時前に宿を出る。今回トライアスロン15レース目なのでちょっと慣れも出てきてリラックスしすぎなところもあり、油断していると大けがしたりしそうなので気を引き締めなおす。

村上はエリートのレースも観られるのも楽しみの一つ。ゼッケン1番の古谷選手を間近で見たが、体脂肪が本当に薄くて、体の外からすべての筋肉を指差し確認できるぐらいでまるで筋肉の標本が歩いているよう。もしくは彫刻。色白で肌もきれいなので、自分的には抱かれたい男ナンバーワン。そんな趣味はないただの女好きだけど。詳しくはこの大会ダイジェストビデオをご覧ください、最初の数十秒でカメラ目線で手を振る素人は私ですwww


続く。