自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

徳之島トライアスロン2017に行って来たの巻

関西人がお好み焼きにご飯と味噌汁つけたお好み焼き定食食べるのを、元関西人として自虐気味に炭水化物on炭水化物かいおい頼むでしかし正味のハナシ、とdisっていたのですが、トレーニングの後にアミノバイタルの粉末をアミノバリューで飲み下している自分もアミノ酸onアミノ酸であまり変わらないことにふと気がついて恥ずかしさにサブイボが立った今日この頃なんやけど、自分らどないしてたん?

今年も徳之島トライアスロンに参加してきて、しんどかったけど楽しかった!!去年はまさにイギリスEU離脱是非の投票真っ只中で結果的に仕事休んで徳之島来ている場合では全然なかったけれど、今年はそういったこともなく灼熱の徳之島でのトライアスロンを(思ったより長時間(笑))楽しみました。湿度90%、気温31度、風とうねりがめちゃ強いという素敵なコンディション。

徳之島トライアスロンが楽しい理由その1。金曜日のカーボパーティがとても充実している!

金曜日の夕方、宿に荷物下ろして早速カーボパーティへ。

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島の人たちの手作りの料理と島の黒糖焼酎アサヒビールさんもスポンサーでビールも飲み放題、食べ放題。パッションフルーツの中に焼酎入れてかき混ぜて飲む、というのを今年もやってみたかったのだが、パッションフルーツ大人気でまとめて根こそぎ持っていかれたりしていたのでありつけず。残念。

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ちなみにこれは同行者の手です。地元のお母さんたちが作った島名物の酢玉子、パパイヤのおひたしとかき揚げ(これが超旨い)、地元の豚を使ったポークカレー、ヤギ汁その他を美味しくいただきました。

徳之島トライアスロンが楽しい理由その2。宿の人たちもトライアスリートを歓迎してくれる!

今回の宿は民宿平和の森。トライアスロンの日が一年で一番お客さんが入るという。いつもはMax50名程度だそうだが、この日は90名とのこと。うちのじいさんばあさんの家もこんなんだったなーと感慨にふける。カーボパーティーの後、宿が主催の宿泊しているトライアスリート同士の交流会があった。
3、40名ほどの方々が参加。20年前からずっと常宿にしている人などがいて、「おかえりなさい」状態。1人ずつ自己紹介しては焼酎を飲む。オーナーの徳田さんは一升瓶をもってうろうろ。宿泊者はゼッケンの下に赤い線をマジックで引いて、レース当日はそれを目印に応援しあう、というぐらいのトライアスリート御用達の宿。

 

理由その3。トライアスロンに合わせて島で闘牛大会が開かれ、トライアスリートはタダで見ることができる!

徳之島の闘牛は、牛同士の力相撲のようなもの。牛二頭が角が生えた頭同士を突き合わせて力比べをして、逃げた方が負け。ちょっと角が当たって血が出ることもあるが、基本血生臭いことはない。
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今年は戦意喪失した牛がいて不戦勝が2回あったので正直盛り上がらない部分もあったけど、島では牛は大切に育てられていて、その牛が沖縄や大阪の牛と対戦して地元の牛が勝つと「わいどーわいどー」と言いながら一族郎党で大喜びする、というのは見ていて何ともほほえましい。牛は家族であり、家族の宝でもあるのだ。どうやら全島一を決める大会が一番盛り上がり、このトライアスロンで開催される大会は比較的地味であるらしいが、それでも数百人の人が集まっていた。一度見てみる価値はある。
より詳しいことが知りたい方は、こちらの「徳之島における闘牛の意味」をぜひご一読を。


その4。海がきれい!

冗談かと思うほど透明度が高く、泳ぎながらテーブルサンゴが見られる。当然コースロープもよく見えるのであらぬ方向に行ってしまうリスクが低い。魚もたくさんいるし、去年はウミヘビも見られた。オープンウォーター初心者は、透明度が低い海で潮やうねりが強いと泳いでいて前進している感覚がなくなりパニックになってしまうこともあるが、ここは自分が進んでいることが目で見てはっきりわかるので安心。でも今年は大潮にあたってしまい、また低気圧のせいで波とうねりがきつくて大変。私は右で息継ぎをするのだが、前半は右向いて呼吸すると波に襲われる展開。なかなか辛かった。そして潮流のせいで全然前に進まない。去年と同じかそれ以上に頑張ったつもりなのに前半で33分かかってしまう。去年は44分でフィニッシュしたのに。後半は22分なので行きと帰りで全然違った。

その5。地元の人たちの応援が熱い!

トライアスロンは徳之島挙げてのイベントなので、とにかく地元の方たちの応援が温かい!というか熱い!バイクは島一周なのであまり人家のないところもあるが、そんなところでも激坂の頂上近くには必ずどなたかがいて励ましてくれる!そして選手名簿とゼッケンナンバー照らし合わせて名前を呼んで応援してくれる!エイドに駆け込むとちびっ子たちがわっと集まってきていろいろ面倒見てくれて、「おじさん本当に助かった、元気になったよ!」というとはにかんでとっても喜んでくれて辛い中でもやる気が湧くし、エイドの100mぐらい手前で「コーラ、水、かき氷」などと書かれたボードを持った中学生がいて、「かき氷お願いします」と言うとエイドでと私のためにかき氷が用意されていたりする!老若男女みんな応援してくれて本当にありがたい。そういえば地元の小学生からレース前に手書きの「レース頑張ってください」メッセージが届くので涙腺弱い中年男性は毎回やられています。

その6。ランの後半の景色が素晴らしい!

ランの前半はバイクコースと同一なのでそれほど感動はないが、後半はサトウキビ畑の中を水平線を正面に見ながら走る直線コースがあるなど、景色が感動的!それもずっと下りなので景色を眺める余裕があって素敵!ハワイみたい。もうレースも終盤で疲れがピークに達するころだが、超癒されます。

その7。レース後のどんちゃんパーティーが超盛り上がる(らしい)!

去年も今年もレース終了後、その日のうちに東京に帰らなければいけなかったのだが、一緒に行った人たちはレース後のどんちゃんパーティに参加していて、「あれに出ないと徳之島でトライアスロンやる意味ないだろ」というぐらい盛り上がっているらしい。東京に戻ったらどれぐらい大騒ぎしていたのか動画が送られてきたが、みんな音楽に合わせて踊りまくっていて超楽しそうだった。選手だけでなく島の人たちもたくさん参加していて、本当にトライアスロンは島の人も楽しみにしてくれているのが分かる。来年は月曜日会社休んでぜひどんちゃんパーティに参加したい。

去年は例年に比べると涼しく、今年は気温は平年並み、波風強く去年に比べるとタイムが30分ぐらい悪くなるのでは、と言われていたがまさにその通りの結果となった。でも徳之島のレースは本当に楽しい。今回は30回記念大会ということでエントリー数も非常に多くて宿の手配も大変だったが、来年は少し落ち着くのではないかと思う。リピーターが多いのも納得の大会。ショートからそろそろミドルにステップアップしようかな、という方はぜひ来年エントリーすることを強くオススメいたします。

 

 

 

 

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