自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

魔女に一撃をくらわされて動けなくなったでござるの巻

会社の同僚がトライアスロンを始める、というのでウエットスーツをどこで買えばいいとか、バイクはどんなのがいいとか、トランジションはここを気をつけろ、とか先輩面して色々教えていたら、彼のデビュー戦の九十九里のフィニッシュタイムが私のベストよりもなんと20分も速く、一気に私の社内の地位がイケていないオヤジアスリートにダウングレード、というか本来あるべき位置に戻った今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。でも彼はフルマラソンもサブ3.5。ゴルフやったら300ヤード飛ぶし。うらやましい。


今回の話も特段のオチはない上にまあまあ長文なので、時給400円以上の方はもっと建設的なことに時間を使うことをお勧めします。

ここ半年ぐらい、左腰に違和感を覚え、走っていても左足の長さのほうが何となく長い気がしていた。朝起きた時も足の付け根の外側が痛んだ。だましだまし運動していたのだが、ついにまたぎっくり腰をやってしまった。朝出掛ける際に靴を履こうと屈んだとき。

何とかなるか、と思っていたら翌日ベッドから起き上がることができなくなり、会社半休。いつもお世話になっているカイロプラクティックもあいにく休み。症状は痛くて立ち上がれず、無理やり立ってもまっすぐ立てない、という典型的なやつ。それが翌日にはその症状はどこかに行ってしまい、今度は大殿筋から太ももの裏に切り裂くような激痛が走る。仕方がないので読売新聞社の中にある整形外科でレントゲンを撮ってもらい、人と比べて背骨のS字の湾曲が少ないこと、4番と5番の腰椎の間が比較的大きくあいていて椎間板ヘルニアの可能性がある、とのこと。しばらく坐骨神経痛と付き合っていかなければならないです、という恐ろしいご託宣が。っていうかあり得ないぐらい痛いんですけど。QOLダダ下がり。

 

このまま激痛を抱えたままだと全く運動できないどころか生きていくのに差し支える。そもそも6月の常滑の70.3に向けて練習した後、7月の宮崎シーガイアトライアスロンはスイムはなかったが納得できるペースで終え、その後9月の村上で自己ベストを狙っていたら腰に違和感があってあまり練習できず、期待外れの結果で終わってしまった。それを考えると、腰が悪いと自分と闘うのではなく参加することだけに意義のあるレースばかりになってしまう。非常に困ります。それに人生初のロングディスタンス、来年の宮古島にエントリーしてしまったし。

 

今後が読めないので物凄く凹みながら、整形外科では鎮痛消炎剤のロキソニンの飲み薬とテープを山のようにもらい、しばらく様子を見ることに。ロキソニントライアスロンやマラソンのレースの際、腰痛になったときにモチベーションを保つためレースに携行して時々飲んでいた。今回どの程度副作用があるのか調べてみた。

f:id:KodomoGinko:20151012145857j:plain

ロキソニンは痛み成分の生成を阻害することで痛み止めとして効果があるのだが、実はその痛み成分は同時に胃の粘膜を保護する役割も果たしているので、ロキソニンによって痛み成分が作られなくなると胃の粘膜が胃酸に負けやすくなる。というのも直接薬が胃に触れて悪さしないようデリバリーには工夫がなされているが、薬効成分が腸から吸収されて血流によって胃に作用するのは防げない、らしい。なので胃薬と一緒に服用するのは必須。

 

確かにロキソニンの効果は顕著。でも本当に痛いときにしか飲まないようにして、そもそもの原因である背骨の異常を治してもらうべく、ゴッドハンドを持つ男、新橋の塩川カイロプラクティックのイケメン副院長にてもらう。

 

受付で私が靴をしまう時のブサイクな動作を彼は見ていて、あ、やっちゃいましたね、すぐます、と言って早速腰をチェック。あまりこちらからどうこう言わなくても、腰の可動域を見て問題を即把握し、動きの悪くなっているところにほんの一瞬だけ力を与えることで動くようにしてくれる。全然痛くない。私のように筋肉がこわばっているとなかなかショックを与えても骨まで響かないので、まず筋肉を緩めることから始めなければならない。せっかく診てもらっても、自分の体の硬さのせいでうまく骨を動かせない時もたまにあるのだが、動かなかった腰椎の部分が動くようになった時の爽快さは口では言い表せない。

 

イケメン副院長いわく、股関節の外側の体側まわりの筋肉が痛くなっている時点で、腰を痛めないように腸腰筋を中心とした筋肉が自分でこり固まってコルセットを作っている状態なので、すぐに診察受けないとまずいらしい。その状態で半年近く我慢していた私っていったいなに、という感じ。

 

結局固着していた部分が動くようになるまで一生懸命やってくださって、右に傾かないと歩けなかったのが診療所を後にするときにはまっすぐ歩けるようになっていた。心だけでなく体も右傾化するとは。

 

来年は2月28日の東京マラソン、4月17日の宮古島ストロングマン、5月22日の復活した天草、6月5日(予想)のセントレア70.3もしくは6月19日の五島長崎のB、7月の宮崎シーガイア、9月の村上、(トレーニングしっかりできれば)11月のランカウイのフルアイアンマン、というスケジュールを想定中。

 

走りやすい冬の間に体を作りたい。運動でストレスマネジメントしていると、運動できないことそのものがストレスになってしまう。年末にかけて酒を飲む機会も増えるので精神力を強く保たなければならない。何としても早く体を治したい。