大英帝国方面 残念ながら銭湯はなし
時差ボケに非常に弱い私は、海外出張はできるだけ前乗りすることにしている。カラダを慣らしておかないと仕事の効率が下がるから。年に数回しか出張に来ないので、一度来たらできるだけの成果を上げて帰りたいと思う。
時差を埋めるには、陽の光を浴びて適度に運動するのが一番だ。今回もランの準備を持ってきた。観光するにもランニングはもってこい。宿のあるカナリーワーフからテムズ川沿いを走る。川の横をずっと走れればいいのだが、遊歩道が私有地で、出口の柵に鍵がかかっていて引き返さざるを得ない、なんてことが多くて、スムーズに走るのは至難。
走っているうちに催してきて、東京と違ってコンビニでトイレ借りるわけにもいかないので焦る。週末の朝8時の住宅街ではなかなか見つからない。ちょっと焦りながらロンドンブリッジまで走り、ホテルがあったのでランニング姿でさりげに入ってトイレを探し、危機脱出。
気温は10度前後で少し肌寒く、止まると汗が冷える。
走り始めた頃は朝靄でビルの上が見えなかったが、そのうちに視界良好に。近代的な建物と昔からの建物が入り混じった不思議な光景。日本は新しい建物ばかりだね、と海外からのゲストがいうのもよくわかる。
ロンドンブリッジ過ぎると観光客が増える。ブラックフライアーのあたりの川沿いの直線を走っているとロンドンに来たなあ、という思いがしみじみする。なぜだかわからないが。
国会議事堂まで走って右に曲がり、バッキンガム宮殿を目指す。いつもよりカラダが重くて、10km弱しか走っていないのに止めたくなる。移動って本当に体に堪える。でもとりあえず頑張る。
公園ではリスがまるでスーパーボールが跳ねるかのように動き回っている。あんなに落ち着きがないのはどうしてなのだろうか。薄曇りで気温が下がってきて、ペースを上げないと寒い。でも疲れのせいかペース上がらない。後ろから若いお兄さんに軽々抜かれて、追いつけない。.
バッキンガム宮殿、まだ観光客少ない。日曜の朝なので車も少ない。ハイドバークコーナーからマーブルアーチに北上。つらい中、アストンマーチンやBMWのディーラーがあって車を見て気を紛らわす。
結局マーブルアーチまで13.27km、1時間14分23秒。キロ5.36。さっぱりふるわないが、時差ボケ対策と観光ということでまあいいか。
走るのを止めると超寒い。ランニングタイツ履いたちょっとヘンタイっぽいカッコではあるが、腹が減ったのと寒いのとで、Le Pain Quotidienというナチュラルフードの店に入って、温かいスープとオープンサンド、紅茶を頂いて体を温め、汗が乾いたところで地下鉄乗ってホテルへ戻りました。
13.27km、1:14:23、5.36min/km