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自転車操業一筋42年

世の中の「意識高い系」トライアスリートについていけない泳ぎがヘタで意志が弱いサラリーマン、永遠の42歳後厄、が初フルマラソン完走後3年でアイアンマン70.3のフィニッシャーに。フルマラソンサブ4達成後の次の目標はOD3時間切りです。

宮崎シーガイアトライアスロンに行ってきたでござるの巻 その3

トランジションエリアをバイク押しながら走り、バイクのライン越えてから乗車。去年はここでバイク乗ろうとしたら転びそうになり、よく見たら前輪がパンクしてました。今年はトラブルなく出発。でもバイクスタートでペダルに上手くシューズはまらなくて苦労していると、前にも同様の人がいて気づかず接触して転倒、なんてこともよくあるので気をつけて。

 
やはり一度走ったことのあるコースは精神的に楽だ。大してアップダウンがないので踏んでいっても大丈夫、と分かっていれば積極的になれる。しばらく松林の中のフラットなコースを走り、シーガイアを越えて折り返してまた戻り、海沿いの一ツ葉有料道路に戻って北上して折り返す、というのの二周回。一ツ葉有料道路に乗った途端、台風が通り過ぎた後の風に背中を押されてスピード乗って気持ちイイ。でも折り返して来ている人たちを見ると完全なDHポジションで、折り返し後は風と戦わなければいけないことを覚悟する。
 
走っているうちに大粒の雨が降ってきた。体を冷やしてくれるので有り難い。コーナーがあると転倒の危険性もあるが、基本直線ばかりなので雨も邪魔にならない。重めのギアのままぐんぐん加速していって、スイムで遅かったぶん挽回を図る。バイクでは沢山追い抜いて順位を上げる。
 
単調な道をDHバー握って全力を振り絞る。下向きながら、5秒に1度ぐらい前方確認。ようやく折り返しが見えて減速、クイックに回ってまた一人抜かす。ここからまた加速して、と思ったら風が強くてびっくり。踏んでも踏んでも全然前に進まないこの絶望感。風に煽られないように低い体勢を保ちながら走るので、下を向いて走る時間が長くなる。スピードが乗らないので追い抜く機会も減る。でもスイムでロスした時間を何とか取り戻そうと気持ちははやる。
 
結局そんな感じがずっと続き、脚をかなり使ったままバイク終了。トランジションエリアでバイクをラックに掛け、ヘルメットのストラップを外し、シューズを履き替えてランに向かう。走り出す前にポケットに食べ物詰める。ずっとペダルを踏んだ後に「さあ走ろう」と思っても、脚が言うことを聞いてくれない。力を入れたくても何だかふわふわした感じがして、正座した後に立ち上がった感じに少し似ている。
 
ランは海沿いの公園の中の道を2周回するのだが、雨が止んで砂浜に日が照りつけているので今度は暑さで体力を奪われる。去年は熱中症で倒れている人も見受けられた。バイクで頑張りすぎたのか、脚が動かない。ペダルを踏んでいた太ももがつりそうなのをだましだまし走る。2kmほど走ったところで本格的に足が止まりかけたので、背中のポッケからパワーバーを出して栄養と塩分を補給すると、しばらくするうちに調子が戻る。脚つりそうなときはやはり塩分とエネルギーが大切。たき火と同じで、消えてしまう前に燃えるものを補給しておかないとダメで、あっやばい、と思ったときには実は手遅れ。なので、早め早めの補給が大切。ただしバイクに乗りながら食べたり飲んだりするのは面倒なので、どうしてもボトルに飲み物を残してしまったりカロリー補給できず、ランに悪影響が出てしまう。オリンピックディスタンスとはいえ、やはり補給をしっかり行えるかがタイムに影響する。
 
よく走っている人には分かる感覚だと思うが、10km走れ、といわれれば少々トラブルを抱えていても何とか完走できる気がする。逆に言うとそれぐらい走っていればランに関しては不安を抱く必要がないのかも知れない。どんなにしんどくてもたかが10kmだから問題ない、と思いながら先を急ぐのだが、スピードが出ない。やはりスイムが遅いと時間的に一番長いバイクのセクションで頑張らなければならず、そうするとランで脚が残っていないという辛い状況に追い込まれる。目標タイムの3時間がだんだん迫り、気持ちは焦るものの脚はなかなか前に出ない。暑い中、「たかが10kmでしょ?」と自分に言い聞かせながら重い身体を一歩一歩気力で前に押し出していく。
 
もうすぐこんなしんどいことも終わるわ、と思いながら、遠くから聞こえるゴール地点のMCの声が少しずつ大きくなってきてほっとする。ボランティアの方や観客の歓声も大きくなり、最後の直線を右に曲がるとゴールが見えて、カメラマンを意識しながら万歳してゴール。3時間6分12秒。サブ3ならず、残念。でも一応、自己ベスト。スイムが遅くて、毎週夜遅くから渋谷のジムでスイムを教えてくださっているI先生に申し訳ないわ-と思う。
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宮崎のトライアスロンの美点の一つが、子どものトライアスロンの大会も同日に行われること。私がレース後にストレッチしていたら、お父さんが私と同じオリンピックディスタンスに出場し、小学生の娘二人がチビッコトライアスロンレースに出た、という東京から来た4人家族がいた。
 
心配しているとイケナイのでLINEでうちの嫁が「無事にゴールしました」と送ったけど華麗に既読スルー(送ったメールを読んだ形跡はあるけど返信来ないってやつ)された私には、そんな幸せそうな家族がなんだかとってもうらやましく見えましたよ。笑。